そんな疑問を持つあなたのために、NIKEのランニングシューズの特徴を一つひとつ分かりやすく比較・説明していきます。
レベル別シューズチャートも必見です!
ぜひ、シューズ選びのご参考になさってください。
目次
ナイキ(NIKE)のランニングシューズの特徴
特徴1:数々の記録をアシスト
キプチョゲによるマラソン世界新記録やINEOS159での2時間切り(非公認)、そして日本でも設楽悠太や大迫傑の日本記録更新をアシストしました。
箱根駅伝2020でも選手がこぞって履き、区間新記録が続出したことで話題となりました。
近年、「最も結果を出している」ランニングシューズブランドです。
特徴2:厚底が代名詞
2017年、極厚ソールを備えた高速レーシングシューズ ・ヴェイパーフライを世に出し、「厚底=初心者用シューズ」という既成概念を打ち破りました。
ズームXという航空宇宙産業で使う特殊素材をソールに採用したことで、「厚底なのに軽い」という不可能が可能になったのです。
特徴3:幅が狭い?
足幅広いマンなのでNIKE履ける人うらやましい
— しゅがぼー (@sugarless_boy) March 22, 2020
こういった、「NIKEは足幅が狭い」ことを嘆くツイートをよく見かけるため、幅が狭いのかもしれません。
しかし、NIKE公式の見解としては、「NIKEは足幅を選ばない」ようです。その根拠として、幅広の大迫傑と幅狭の設楽悠太はふたりとも、既製品のヴェイパーフライで日本記録を出したことを挙げています。
真実はどうか分からないですね…。ちなみに私は一度も狭いと感じたことがないです。
ナイキ(NIKE)のレベル別シューズチャート
ナイキの有名シューズを、ランレベル別に並べました。
新作シューズが発売され次第、随時更新していきます。
参考サイト:https://www.nike.com/jp/ja_jp/c/running/marathon/shoe-chart
ナイキ(NIKE)の完走レベル向けランニングシューズ
ナイキ リアクト インフィニティ ラン フライニット
「怪我ゼロを目指すナイキの挑戦」という謳い文句とともに、2020年1月末に発売されました。
ソールを俯瞰で見ると、横幅が非常に広く、安定性が非常に高いです。私も使っているのですが、足のぐらつきが一切ありません。
さらに、見ての通りソールが非常に分厚く、足への衝撃を和らげてくれます。
初心者が走り続けるための強い味方です。
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ナイキ ズームX インヴィンシブル ラン
基本的にはリアクト インフィニティの3大ポイント
「充実したクッション」
「幅広ソール」
「ロッキングチェアのような構造」
をそのまま引き継いでいますが、
以下の点がリアクト インフィニティとは異なっています。
- ソール素材は高級なズームX
- シュータンや履き口に柔らかいパッドが入っている
- 耐久性を高めるためにアウトソールのパターン(模様)を変更 など
最大の違いは、リアクトではなく「ズームX」というアルファフライやヴェイパーフライに使われている高級素材が使われていることでしょう。
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ナイキ ズーム ライバル フライ 2
NIKEの中ではソールが薄めで、ハイスピードで走ることができます。
では、なぜ完走レベル向き?となりそうですが、まず1つ目の理由がお手頃価格です。定価は9000円くらいで、Amazonでは5000~7000円くらいで手に入ります。ランニングを始めたての人にも手を出しやすいと思います。
さらに、耐久性が高く、レースにも日々のランニングにも使い回しがしやすいです。
自然な履き心地で、スピードとクッションのバランスの取れたシューズです。初心者の一足目にはぴったりです。
ナイキ(NIKE)のサブ4向けランニングシューズ
ナイキ エア ズーム ペガサス 37・38
NIKEを代表する超名作ランニングシューズです。
大迫傑やエリウド・キプチョゲといった一流ランナーもトレーニングで使用しています。
何がすごいのか?と言われると難しいのですが、私は「バランスが完璧」という点がすごいのだと思います。反発、クッション、フィット感など、すべてが調和されています。
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ナイキ ズーム ペガサス ターボ 2
私がマラソンの自己ベスト3時間51分を出したときに履いていたのが、このペガサスターボ2です。
最大の特徴はソール素材の「ズームXフォーム」です。本当にフカフカで、一度ハマると病みつきになります。
しかもこのクッションで、重量は衝撃の214g!薄底レーシングシューズとほとんど変わらない重量です。
クッションと軽さのおかげで、マラソンの30km以降でも足が元気に動いてくれます。
価格は定価税込みで2万円を超えますが、その価値は十分にあります。
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ナイキ エア ズーム テンポ ネクスト%
アルファフライと同じく、前足部のソールにエアポッドと呼ばれる空気の袋が入っています。
アルファフライ譲りの反発力は受け継ぎつつも、ソールのかかと部分やアッパーは耐久性の高い素材へとアップデートしており、トレーニングに最適です。
一応トレーニングシューズという扱いですが、初心者やサブ4レベルのランナーであればレースでも使えます。
あと個人的には、適度なボリューム感があって普段履きできるほど良いデザインだと思います。
ナイキ(NIKE)のサブ3.5向けランニングシューズ
ナイキ ズーム フライ 5
ナイキらしい「ザ・厚底シューズ」です。
ペガサスやペガサスターボには搭載されていない、カーボンプレートがソールに内蔵されており、驚異的な推進力を生み出します。
初代のズームフライは安定性に欠けていたのですが、ズームフライ5では少し硬めのリアクトフォームを採用するなどして安定性が向上し、誰でも自然に履けるようになりました。
ヴェイパーフライと比べても安価なので、NIKEの厚底を一度試してみたいという方にもおすすめです。
ナイキ(NIKE)のサブ3向けランニングシューズ
ナイキ ズームX ヴェイパーフライ ネクスト%
箱根駅伝2020で84%もの選手が履き、区間記録を次々と破ったことで、世間に議論を巻き起こした一足です。
ズームXフォームとカーボンファイバープレートのコンビが尋常でない推進力を生み出します。
ヴェイパーフライ ネクスト%は前作のヴェイパーフライ フライニットからさらにソールの厚みが増し、アッパーは半透明で通気性の高い素材へとアップデートされました。
ナイキ最速シューズの称号はアルファフライに譲ってしまいましたが、アルファフライが入手困難になっているため、一定のトップ市民ランナーはこのヴェイパーフライを履き続けることになるでしょう。
ナイキ エア ズーム アルファフライ ネクスト%
東京マラソン2020で大迫傑が日本記録を出したとき、そしてキプチョゲがサブ2を達成したときもこのシューズを履いていました。
あり得ないほどの「超厚底」で、さらに前足部にはズームエアユニットと呼ばれる小さな空気の袋が2つ入っており、異次元の推進力を生み出します。
世界陸連がソールの厚みを40mm以内に規制しましたが、このアルファフライはその規定をギリギリクリアしており、東京オリンピックでも使用することができます。
ナイキ(NIKE)のトレーニング用ランニングシューズ
ナイキ フリー ラン フライニット 3.0
ここまではレースでの使用を想定したシューズをご紹介してきましたが、このフリーランはトレーニング用に設計されています。
ご覧の通りかなりの薄底で、アウトソールが裸足のような3D構造になっているため、ほぼ裸足感覚でナチュラルに走ることができます。
厚底は接地の感覚がボケるという意見もありますが、このフリーランであれば本来の感覚を取り戻すことができるでしょう。
さらに、サポート力を削っているため、短時間で効果的に足に負荷をかけることができます。
厚底シューズとの併用も効果的です。
まとめ
いかがだったでしょうか?
他にも、ソールにビーズが入ったジョイライドのようなシューズもあるのですが、評判が微妙のようなので、今回は省きました。
NIKEはもはや「ランニングシューズ界の天下を取った」と言っても過言ではありません。
時代に乗り遅れないためにも、ぜひNIKEのシューズを試してみてください。