2021年2月、久しぶりの新モデル「ナイキ ズームX インヴィンシブル ラン フライニット」が発売!
値段は¥22,000 (税込)と高めですが、発売前からTwitterなどで話題となっており、気になったので購入しました。
今回はナイキ インヴィンシブル ラン(インビンシブル ラン, Invincible Run)の重さやサイズ感、履き心地についてレビューしていきます。
ペガサス37やペガサスターボ2、リアクトインフィニティランなど他のNIKEシューズとの比較もしていきます。
※私はなんとかサブ4できるくらいのランレベルです。
目次
インヴィンシブル ランの特徴(公式情報)
このインヴィンシブル ランは、NIKEの「怪我ゼロ」プロジェクトの一環として登場したシューズで、
昨年発売のリアクト インフィニティ ランの兄弟のような立ち位置になっています。
基本的にはリアクト インフィニティの3大ポイント
「充実したクッション」
「幅広ソール」
「ロッキングチェアのような構造」
をそのまま引き継いでいますが、
以下の点がリアクト インフィニティとは異なっています。
- ソール素材は高級なズームX
- シュータンや履き口に柔らかいパッドが入っている
- 耐久性を高めるためにアウトソールのパターン(模様)を変更 など
最大の違いは、リアクトではなく「ズームX」というアルファフライやヴェイパーフライに使われている高級素材が使われていることでしょう。
出典:https://nike.jp/nikebiz/news/2021/01/07/4403/
インヴィンシブル ランの履き心地
実際に走ってみた感想をご紹介します。
①ジェルを踏んだような接地感
普段はペガサス37やテンポ ネクスト%で走っているのですが、このインヴィンシブル ランは着地の感覚が他とまったく違いました。
ひと言で表してしまうと、とにかく柔らかいです。誇張なしに、私が履いた歴代ランニングシューズの中で一番柔らかいです。
しかし、ただの柔らかさではく「反発力」も強く感じる柔らかさでした。
着地すると、ジェルを踏んだように、一瞬ブルっと震えて、反発がパンと返ってくる感じです。アシックスのGELシリーズよりも遥かにジェル感が強いです。
②履き口のフカフカ感
最近のNIKEは、履き口は半透明のペラペラな素材で軽量化を図っているモデルが多いのですが、
久々にNIKEからフカフカ履き口のシューズが出てきました。
私が大好きだった、初代ペガサスターボ以来です。
別にアッパーがフカフカでも、走りには関係ないのでは?と思う方もいるかもしれませんが、
もちろん足のシューズ内でのブレを抑制する効果もあるでしょうし、(好みの問題かもしれませんが)何か包み込まれている安心感があります。
履き口フカフカの初代ペガサスターボも、フルマラソンを走り終わった後の疲労感が驚くほど少なかったです。
③普通に軽い
このクッションの充実度、アッパーのフカフカ感を考えると、普通は300gを超えてきそうなとところですが、なんと重さは280g(27cm)。
実際に走ってみても、普段のペガサス37やテンポ ネクスト%と重さの違いはほとんど感じませんでした。
初心者はもちろん、エリートランナーのロングランにも使えそうな軽やかさです。
軽さの秘訣はやっぱり、ズームXだと思います。クッションと軽さを両立したスゴイ素材です。
インヴィンシブル ランの重さ
ナイキ ズームX インヴィンシブル ラン フライニットの重さは280g(27cm)でした。
以下が他のモデルとの比較です。
ズームX インヴィンシブル | 280g(27cm) |
リアクト インフィニティ | 272g(27cm) |
テンポ ネクスト% | 263g(27cm) |
ペガサス 37 | 270g(27cm) |
ペガサス ターボ 2 | 214g(27cm) |
近年のNIKEシューズの中では最も重い部類ですが、圧倒的な足を保護する機能を考えると、十分すぎるほど軽いと言えます。
インヴィンシブル ランのサイズ感
標準的だと思います。
最初に足を通したときは若干タイトめに感じたのですが、経験上、おそらく履き慣れていくとピッタリになっていくと思われます。
インヴィンシブル ランは初心者向け?
対象となるランレベルは「全レベルOK」です。
初心者は練習からレースまで使えます。完走を目指すレベルのランナーにとっては、ペガサス37よりもクッションの充実したインヴィンシブルの方がおすすめです。
ただ、22,000円という値段が、初心者にはハードルになると思われます。初心者はAmazonの格安シューズにいっちゃいますよね。。
お財布に余裕のある初心者ランナーは、ぜひ検討してみてください。
ちなみに上級者も練習、とくに距離走で使えます。最近はエリートランナーでも練習では柔らかいシューズを履くようになっており、服部勇馬選手も絶賛していました。
インヴィンシブル ランの普段履きはあり?
履き心地は抜群で、疲れにくいと思うので、たくさん歩く旅行にはぴったりです。
でも、デザインがイケているかというと、私は正直微妙だと思っています。
ショッピングで街に出かけるときに履くのは、ちょっと厳しいと個人的には思います、
インヴィンシブル ランをマラソン本番で使うのはあり?
初心者の方がマラソン本番で履くのは大いにありです。
完走狙い〜サブ4狙いくらいの方にぴったりだと思います。
レース序盤はスピードが出しづらくもどかしいかもしれませんが、圧倒的なクッショニングが30km地点以降の粘りにつながってくるはずです。
まとめ
レビューは以上となります。
ナイキが「怪我ゼロ」という壮大な目標に向けて生み出したこのシューズ。
異次元のフカフカさ、サポート力を備えた「過保護な」シューズです。
ぜひ皆さんも体験してみてください。
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