Apple Watchのランニングアプリおすすめベスト6【全部試した】

GarminとApple Watchの2強になりつつあるランニングウォッチ業界。

Apple Watchはバッテリーの持ちも良くなっており、今後ますますランナーに普及していくことが予想されます。

今回はそんなApple Watchで走る際に欠かせない「ランニングアプリ」のおすすめをご紹介します。

ちなみにすべて、実際に使ってみて検証しました!

リアルな使用感や欠点もお伝えしていきます。

ランニングアプリ選びのポイント

まず、Apple Watchのランニングアプリを選ぶ上でのポイントについて。

ランニングアプリは長年のデータを溜めていくことに価値があるので、頻繁な乗り換えはおすすめできません。

優れたランニングアプリを最初にしっかり見極めましょう!

正直、機能に大きな差はない

有名どころのランニングアプリは、機能に大きな差はありません。

基本的な測定項目(平均ペース、ラップ、スプリット、心拍数、消費カロリーなど)はどのアプリでも共通ですし、

月間距離などの目標を設定できるチャレンジ機能、SNSに簡単にアップできる機能もほぼ全てのランニングアプリに搭載されています。

機能の多さだけじゃなく、操作感も大事

そもそも、ランニングアプリにたくさんの機能って必要ですか?

ランニングを記録できて、過去のデータを振り返れてらそれで良くないですか?

「機能が多い=良いランニングアプリ」とは限りません。

走りながらApple Watchの画面をタップするって、意外と難しいので、画面の使いやすさや、いかにサクサク画面が切り替わるかといった点も重要です。

好きなブランドのアプリを選ぶのも◎

先述したとおり、機能に大きな差はありません。

つまり、ランニングアプリを選ぼうとしても、決め手が見つからない場合も出てきます。

そういう時は、「好きなブランドのアプリを選ぶ」というのもアリなのかなと思います。

今、ナイキ、アディダス、アシックス、アンダーアーマーなどの各スポーツブランドが、自社のランニングアプリを持っています

例えばナイキのシューズが好きな人は、NIKE RUN CLUBアプリを選ぶような感じで、好きなブランドのアプリを選ぶと気分がいいかもしれません。

おすすめランキング

ランキング形式で、Apple Watchのおすすめランニングアプリをご紹介していきます。

1位:ワークアウト

超シンプル。軽い操作感でストレスフリー。

測定項目
3
機能の多さ
1
簡単操作
5
サクサク動く
5
データ受信可能アプリGarmin Connect, adidas Running, TATTA, Runkeeper

Apple Watchに標準搭載されたランニングアプリです。

ランニングの計測に特化し、無駄な機能は一切なし。

最大の特徴は、画面タップへの反応速度が神レベルに速いこと。

信号待ちでちょっとだけ停止したいとき、停止ボタンをタップすると秒で反応してくれるので、正確なデータを取ることができます。

さらに!Apple Wathc上だけではなく、iPhone上のスマホアプリも秒で起動し、サックサクに動きます

機能をたくさん盛り込んだアプリだと、どうしても読み込みに数秒かかってしまってストレスになるのですが、このワークアウトアプリはストレスとは無縁です。

ただし、1つだけ注意点があります。

ワークアウトはApple製品でしか使用できないアプリです。

もし、Andoroidスマホに乗り換える場合は、事前にワークアウト(ヘルスケア)とStravaアプリを連携させ、ワークアウトで計測したランデータをStravaアプリにも貯めておきましょう。※連携前のデータは共有できない。→Stravaヘルプページ

Apple Watchの標準ランニングアプリ「ワークアウト」が使いやすい【反応速度が神】

2019年3月9日

2位:NIKE RUN CLUB(NRC)

多機能なのに完全無料。ランニングアプリのど定番。

測定項目
3
機能の多さ
5
簡単操作
3
サクサク動く
3
データ受信可能アプリGarmin Connect

Apple Watch用ランニングアプリでは、おそらくユーザー数ナンバーワン。

最大の特徴は、ランニングを楽しむための仕掛けが満載なこと。仕掛けの多さは他のアプリの追随を許しません。

例えば、バッジ(左側のキャプチャ)は30種類くらいは用意されており、長い距離を走ったり、1週間に何度も走るとプレゼントされます。

そのほか、累計距離を伸ばすとランレベルのフラッグ(右側のキャプチャ)の色が変わったりします。

初期のApple Watchでは、NRCアプリで不具合が多発し、評判が悪かったのですが、

最近は技術的に洗練されてきており、距離の計測も正確ですし、画面の切り替わりもスムーズです。

▼Apple Watch Nikeでは、トップ画面から直接アプリを起動できます。

Download on the App Store

3位:STRAVA

ガチランナーが集うSNS風ランニングアプリ。

測定項目
5
機能の多さ
3
簡単操作
2
サクサク動く
4
データ受信可能アプリワークアウト

獲得標高を計測できたり、ランデータをグラフで分析できたりと、ランニング上級者でも満足できるアプリです。

もちろん機能面でも優れていますが、このアプリの最大の魅力は、ガチランナーやサイクリストのコミュニティーが存在すること。

SNS感覚で、他のランナーのラン履歴に対してKudos(=いいね)やコメントを残すことができます。

他にはない機能としては、Stravaが世界各地の至るところに仮想のコースを設定しており、そのコース内で見知らぬランナーと速さを競い合うことができます。

競争をモチベーションにしたいランナーにはぴったりです。

さらに世界各地のバーチャルレースがこのStravaアプリを活用して開催されており、そのレースをモチベーションとすることもできます。

デメリットを挙げるなら、チャレンジに多くの友だちを招待したり、トレーニングプランを利用するには課金が必要です。

しかし、課金への導線も控え目なので、使っていて特に目障りになることはありません。

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4位:adidas Running

画期的なポイント制で「走れば得する」

測定項目
3
機能の多さ
4
簡単操作
3
サクサク動く
3
データ受信可能アプリGarmin Connect

旧Runtasticアプリ。アディダスが買収して、今の名前になりました。

基本的にはNRCアプリと同様の機能を備えていますが、adidas Runningの方がよりシンプルな画面設計になっています。

使用感もキビキビとしており良好。

最大の特徴は、ポイント制によって特典が手に入ること

とはいって、1ポイント=1円のようなお金に直結するポイントではありません。

走れば走るほど、MEMBER→BRONZE→SILVER→GOLDという風にランクアップしていき、それに伴い限定商品の先行購入権や限定イベントへの招待といった特典が手に入ります。

NRCアプリとこのadidas Runningアプリに機能的に大きな差はなく、NIKEとadidasどちらのブランド・プロダクトが好きかで決めてもOKだと思います。

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5位:TATTA

バーチャルレースでも使用。アフターコロナの注目アプリ

測定項目
3
機能の多さ
5
簡単操作
3
サクサク動く
1
データ受信可能アプリGarmin Connect

RUNNETを運営するアールビーズ社が手がけたランニングアプリ。

レースでも、トレーニングでも使えます。

最大の特徴は、大会エントリーサイトRUNNETとの連動性

RUNNETとアカウントを連携しており、TATTAアプリ上でもバーチャルレースにエントリーしたり、過去の大会参加履歴を閲覧することもできます。

バーチャルレースが増えるポストコロナ時代にはニーズが高まるかもしれません。

レースとトレーニング両方に対応する万能アプリかと思いきや、大きな欠点が!

Apple Watchでは停止ボタンの反応が悪いのです。2回くらいタップしないと反応しません。信号待ちで止まるとき、すごくイライラします。

あと、画面のデザインは少し素っ気ない感じがしますね。

世界的企業のランニングアプリと比べると、このあたりの技術力は少し劣るのかもしれません。

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6位:Runkeeper

初心者にも親しみやすい、シンプルな画面構成

測定項目
3
機能の多さ
3
簡単操作
4
サクサク動く
4
データ受信可能アプリGarmin Connect, ワークアウト, Fitbit

アシックスがRunkeeperを買収しました。

NRCやadidas Runningと機能はほぼ変わりませんが、ブランド所有のアプリにしては広告コンテンツの量が少なく、非常にすっきりとした画面構成になっています。

操作のサクサク感は、ワークアウトアプリの次に良かったです。

5位にしていますが、正直めっちゃ使いやすかったです。

5位にしたのは、将来性込みで考えてというか…やはりシューズの技術やデジタル対応の面ではナイキとアディダスが1歩リードしている現状があります。

今後、各アプリがアップデートしていく中で、アシックス傘下のRunkeeperがどこまで最新技術に対応していけるかは正直不安です。だから5位にしました。

しかしアシックスファンの方や、新しい技術には別に興味がないという方には、とてもおすすめできるアプリです。

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Apple Watchランニングアプリの比較

各ランニングアプリのポジションを図示してみました。

基本的な機能はどのアプリも共通ですが、オプショナルな機能ではそれぞれ差があります。オプション機能の比較表は以下の通りです。

 ワークアウトNRCSTRAVAadidasTATTARunkeeper
獲得標高の計測
最高/最低高度のみ

高低差のみ
×
高低差のみ
トロフィー/バッジ付与○ポイント制×
チャレンジ機能
距離目標のみ
トレーニングプラン提供×△有料△有料×
音楽起動×××
シューズタグ付×○ウェブから
音声コンテンツ××××
バーチャルレース××
コース検索×××××
コラム配信××××

まとめ

良さそうなランニングアプリは見つかりましたか?

ご紹介した5つのアプリは、どれも機能的には十分なものです。まずはピンと来たものから試してみてくださいね。

Apple Watchでのランニングを楽しみましょう!

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