Apple Watch シリーズ6で実際にフルマラソンを走った私が、そんな疑問にお答えします。
いきなりですが結論はこちら。
バッテリーの減り方は、とりあえず
🏃♂️ランニング中:10%減少/時間
🧘アプリ不使用:3%減少/時間
と考えておけばOK。
家やホテルからマラソンスタート地点への移動中も、当然ながらバッテリーは減っていきます。Apple Watchでマラソンを走る際は、レース前後のバッテリー消費も考慮しましょう。
それでは詳細を解説していきます。
目次
マラソンで使用したApple Watchモデル
私がフルマラソンで使用したモデルは
2020年9月発売の「Apple Watch シリーズ6(GPSモデル)」です。
購入したのは2021年5月、使用したのは2022年3月の渡良瀬遊水地Trial Marathonで、1年近く使用しているものです。
マラソンで使用したApple Watchアプリ
マラソンで使用したApple WatchのランニングアプリはNike Run Club(NRC)です。
途中でアプリが動かなくなった!などのトラブルを避けるためにも、有名どころのランニングアプリを使った方が安心ですね。
おすすめアプリを知りたい方はこちらよりどうぞ。👇
マラソンでApple Watchのバッテリーは持つか?
さて本題です。
フルマラソンでApple Watchのバッテリーは持つのでしょうか?
私の経験上、持ちます。
Apple Watchでマラソンを走った履歴はこちら👇なのですが、
3時間52分で完走しました。
じゃあ3時間52分で完走したあと、バッテリーは何%残っていたの?って思いますよね?
ごめんなさい。
疲れすぎていてバッテリー残量を見ることを完全に忘れていました🙇♂️
ただ事実として、朝8時にホテルを出て、4時間近く走って、午後3時くらいにホテルに戻りましたが、最後までApple Watchのバッテリーは残っていました。
ちなみに、周りにもApple Watchのランナーがたくさんいました。
Apple Watchをマラソンで使えることは確かです。
以下では、10kmのランニングでバッテリー減少量を検証し、1時間あたりのバッテリー減少量を割り出しています。そちらもご参考になると思います。
走っている時のバッテリー減少量🏃♂️
走っている時のバッテリー減少量は、1時間あたり10%(10ポイント)程度のようです。
検証2回目:10.8キロを1時間00分で走りました。バッテリーは100%→91%に減少しました(9ポイント減少)。気温は7度でした。
寒い日の方が、バッテリーの減りが速い可能性があります。
1時間で最大10%(10ポイント)くらい減ると想定しておけば問題ないでしょう。
走っていない時のバッテリー減少量🧘
走っておらず、音楽などのアプリも起動せず、ただ着用していたときのバッテリーの減りは、
4時間着用で9%(9ポイント)、1時間あたり2.25%(2.25ポイント)でした。
こちらも気温などの要因で変動する可能性があり、
余裕を見て1時間あたり3%(3ポイント)と考えておけば大丈夫でしょう。
レース当日のバッテリー残量推移
バッテリーの減少幅を下記と仮定した場合の、ドアtoドアでのバッテリー残量をシミュレーションしてみました。
・ランニング中:10%減少/時間
・アプリ不使用:3%減少/時間
⏰時刻 | 🔋電池残量 | ⏬電池減少量 | |
---|---|---|---|
ホテル出発 | 8:00 | 100% | |
9:00 | 97% | 3% | |
スタート | 10:00 | 94% | 3% |
🏃♂️ | 11:00 | 84% | 10% |
🏃♂️ | 12:00 | 74% | 10% |
🏃♂️ | 13:00 | 64% | 10% |
ゴール | 14:00 | 54% | 10% |
15:00 | 51% | 3% | |
ホテル到着 | 16:00 | 48% | 3% |
半分くらいはバッテリーが残っている計算になります。
走り終わったあと、そのまま観光や飲み会をしても、まだバッテリーが持ちそうなほど余力があります。
しかし、注意点もあります。
音楽アプリ使用時のバッテリー減少量については、今後調査したいなと思っています。
おまけ:Apple Watchの省電力モードで走れる?
Apple Watchには省電力モードというものがありますが、
省電力モードでマラソンを走ることはできるのでしょうか?
結論、走れません。
省電力モードでは時刻の確認しかできず、アプリを使用することはできません。
省電力モードでは、Apple Watch に時刻を表示しつつ、バッテリーを節約することができます。Apple Watch が省電力モードの間は、サイドボタンを押すと現在の時刻が表示されます。省電力モード中は、Apple Watch と iPhone は通信しません。また、Apple Watch のその他の機能も使用できません。
https://support.apple.com/ja-jp/HT204608
Apple Watchでのマラソン中、ラップ確認はどうする?
Apple Watchでのマラソンを考えている人は、
ラップ(1kmごとのタイム)を確認できるのか?という点が心配かもしれません。
この点に関して、私が使ったNRCアプリではラップを確認できず、少し辛かったです。
NRCアプリの画面は、どの指標を表示させるかカスタマイズできるのですが、
私の場合は「キロメートル(距離)」「ペース」「平均ペース」の3つを表示させていました。
この中の「ペース」がラップに概念として一番近いのですが、
この「ペース」は必ずしも直近1キロという訳ではなく、常に数値が変動しています。
正直、どの区間のタイムなのか私もよくわかっていません💦
ただ、今の自分のペースを把握するために表示させています。
時間
ペース
平均ペース
テンポ(1分間あたりの平均歩数)
BPM(心拍数)
消費カロリー
Apple Watchでのマラソン中、バンドの付け心地はどう?
Apple Watchのバンドは純正のスポーツループでした。
柔らかく腕にフィットして、着け心地は最高です。
しかし、フルマラソンを走ってわかったのですが、フィットしすぎて血行を阻害するのかもしれません。
スポーツループで血管が圧迫されていたからか、35キロを過ぎたあたりから手先が急に冷たくなってきました。
スポーツループのせいか、ただ体が疲れていただけなのかはわかりません。
※もう片方の手には「体温測定済み」を証明する紙テープを巻いており、そちらの手も冷たくなりました。
まとめ
いかがだったでしょうか?
ご紹介したように、Apple Watchはマラソンで十分使えますし、
Suicaなど電子マネーも(スマホなしで)使えるので、最悪の場合にコース付近の自販機でジュースを買うなんてことも可能です。
バッテリーには注意が必要ですが、音楽を聴くことも可能です。
今後のマラソンでも、私はApple Watchを使っていこうと思います。
※
とはいえ、やっぱりGarminなどのランニングウォッチも物理ボタンで押しやすかったり、マラソンには適しています。
Apple WatchとGarminのどちらを買うか悩んでいる方はこちらの記事もどうぞ。