10月15日(土)、東京都立川市の陸上自衛隊駐屯地にて、第99回箱根駅伝予選会が開催されます。
過去2回はコロナの影響で周回コースとなっていましたが、今年はなんと市街地のコースが復活!
なつかしい箱根予選会が帰ってきます。
箱根予選会は上位10人の合計タイムで競われ、上位10校が本戦出場の切符を手に入れます。
歓声とため息が入り混じる結果発表の瞬間も見逃せません。
今回は箱根駅伝2023予選会のスタート時間や、テレビ・ライブ配信、出場校をご紹介し、最後に順位予想もしています。
目次
箱根駅伝2023予選会のスタート時間
2022年10月15日(土) 9:35 スタートです。
>>>公式サイト
箱根駅伝2023予選会のテレビ・ライブ配信
地上波
日テレ系列(関東ローカル+山梨・岩手・宮城・福島・長野・静岡・愛媛・鹿児島)にて、2022年10月15日(土) 9:25〜11:25に、生中継されます。※山梨県のみ9:30~11:25
ライブ配信
TVerにてライブ配信があります。10月15日(土)午前9時25分頃(スタート)~結果発表まで。
これで関東圏以外の人も観戦できそうですね。
BS
BS日テレにて2021年10月15日(土) 19:00から録画放送されます。
CS
CS放送の日テレG+にて下記の関連番組が放送されます。出典
- 10/21(金) 19:30~22:00 第99回 箱根駅伝予選会 日テレジータス特別編
- 10/30(日) 14:00~16:30 上記番組の再放送
レースの模様だけでなく、生中継ではお伝え出来なかった裏側も含め、ジータス特別編でお届けします。
番組紹介より
日テレG+を視聴するには、スカパーやひかりTVなどの契約が必要です。日テレG+に最安値で契約する方法は別の記事でまとめています。
箱根駅伝2023予選会の出場校
出場予定の主な大学は下記の通りです。
出場校 | 前年成績 |
---|---|
東海大学 | 本戦11位 |
神奈川大学 | 本戦12位 |
早稲田大学 | 本戦13位 |
明治大学 | 本戦14位 |
国士舘大学 | 本戦15位 |
中央学院大学 | 本戦16位 |
日本体育大学 | 本戦17位 |
山梨学院大学 | 本戦18位 |
駿河台大学 | 本戦19位 |
専修大学 | 本戦20位 |
拓殖大学 | 予選会11位 |
大東文化大学 | 予選会12位 |
筑波大学 | 予選会13位 |
上武大学 | 予選会14位 |
城西大学 | 予選会15位 |
立教大学 | 予選会16位 |
流通経済大学 | 予選会17位 |
東京農業大学 | 予選会18位 |
慶應義塾大学 | 予選会19位 |
東京経済大学 | 予選会20位 |
日本大学 | 予選会21位 |
予選会免除のシード校は、箱根本戦2022で10位以内の青学大、順天堂大、駒沢大、東洋大、東京国際大、中央大、創価大、国学院大、帝京大、法政大です。
箱根駅伝2023予選会の出場選手
10/03追記:エントリー選手が発表されました
主なエントリー漏れ
日体大のエース藤本珠輝がエントリー外となりました。
主なエントリー漏れは以下の通り。
所属 | 選手名 | 10000m | 箱根2022成績 |
---|---|---|---|
東海大4 | 竹村拓真 | 28.54.56 | 9区⑧ |
東海大3 | 喜早駿介 | 28.52.13 | ― |
東海大3 | 松尾昂来 | 28.21.80 | ― |
東海大3 | 溝口仁 | 28.24.48 | ― |
東海大2 | 梶谷優斗 | 28.27.77 | ― |
東海大2 | 越陽汰 | 28.48.37 | 7区③ |
神奈川大3 | 高橋銀河 | 28.57.71 | ― |
神奈川大3 | 巻田理空 | 28.52.30 | 1区⑪ |
早大3 | 栁本匡哉 | 29.17.37 | 6区⑲ |
明大4 | 杉本龍陽 | 28.46.29 | 6区⑫ |
明大1 | 堀颯介 | 28.40.90 | ― |
中央学大4 | 武川流以名 | 28.40.48 | 3区⑩ |
中央学大4 | 吉本光希 | 29.34.69 | 5区⑩ |
中央学大3 | 伊藤秀虎 | 28.52.15 | 4区⑲ |
日体大4 | 髙津浩揮 | 28.55.61 | 1区⑲ |
日体大4 | 藤本珠輝 | 28.08.58 | 2区⑩ |
日体大4 | 村越凌太 | 28.57.75 | ― |
日体大3 | 漆畑徳輝 | 28.59.31 | 7区⑲ |
日体大3 | 吉冨純也 | 29.18.77 | 5区⑮ |
山梨学大4 | 橘田大河 | 29.18.22 | 8区⑳ |
専大4 | 国増治貴 | 29.45.96 | 7区⑨ |
専大3 | 中山敦貴 | 30.09.71 | 10区⑳ |
筑波大4 | 岩佐一楽 | 28.41.71 | ― |
城西大4 | 木村吉希 | 28.55.63 | ― |
日大4 | 松岡竜矢 | 28.21.52 | ― |
亜細亜大2 | 片川祐大 | 28.37.81 | ― |
箱根駅伝2023予選会の順位予想
確実校、有力校、チャレンジ校、大穴校に分けてご紹介します。
確実校
東海大
早稲田大
神奈川大
【明治大】
昨年の予選会で圧勝。相性のいいコースでトップ通過へ
全日本2021 | 7位 |
箱根2022予選会 | 1位 |
箱根2022 | 14位 |
全日本2022関東予選 | シード |
昨年の予選会は圧勝。
昨年1時間2分台をマークした加藤大誠、櫛田、児玉が残っている点は心強いです。
エントリーもほぼ順当で、持ちタイムは全体トップ。
近年の明大は好不調の波が大きい印象もあり、その点は不安ですが、無難に走れば1~2位で通過するとみられます。
目指すは本戦でのシード。
【東海大】
石原翔太郎が戦線復帰。持ちタイムは全体トップ
全日本2021 | 12位 |
箱根2022予選会 | シード |
箱根2022 | 11位 |
全日本2022関東予選 | 4位 |
ルーキーイヤーに箱根3区で区間賞を獲った怪物・石原翔太郎が帰ってきます。
この箱根予選会が本格的な復帰レースとなる見込みです。
状態は未知数ですが、昨シーズンは低調だった東海大の起爆剤になるかもしれません。
持ちタイム平均が全体2位であることを加味しても、2~4位くらいでの通過は固いと予想します。
懸念としては、松尾、溝口、梶谷、越という主力がまさかのエントリー外であること。
そして予選会経験がある選手がいないことも不安要素です。
【早稲田大】
各選手のネームバリューは抜群。新監督のもとで本戦シードへ
全日本2021 | 6位 |
箱根2022予選会 | シード |
箱根2022 | 13位 |
全日本2022関東予選 | シード |
ここ数年、選手のポテンシャルはあるといわれながら、全然勝てなかった早稲田。
今シーズンからは渡辺康幸さんが退き、花田勝彦新監督が指揮を執っています。
エントリー時の資格タイムが振るわないのは、記録会では設定ペースで抑えて走ったためか。
ただエントリーメンバーを見ると井川龍人、鈴木創士、菖蒲敦司ら陸上エリートが名を連ねます。
明らかに予選会でもトップ通過を狙えるメンバーです。
5000mで高校歴代3位の記録を持つルーキー・山口智規(学法石川出身)にも注目。
【神奈川大】
東洋らを倒し全日本予選をトップ通過。勢いに乗る
全日本2021 | 不出場 |
箱根2022予選会 | 5位 |
箱根2022 | 12位 |
全日本2022関東予選 | 1位 |
トラックシーズンは好記録ラッシュ。
今年7月以降に28分台を出した選手が4人おり、仕上がりの良さがうかがえます。
特に山﨑諒介(4年)は6月の全日本大学駅伝関東予選で5000m28分台をマークし、チームの予選トップ通過に貢献。さらに7月の記録会では28分36秒をマークし、頼れるエースに成長しました。
全日本関東予選では東洋大や創価大にも勝っており、勢いに乗るチーム。予選通過は固いでしょう。
有力校
日本体育大
山梨学院大
中央学院大
日本大
城西大
【大東文化大】
持ちタイムは全体3位。この勢いは本物か?
全日本2021 | 不出場 |
箱根2022予選会 | 12位 |
箱根2022 | 不出場 |
全日本2022関東予選 | 5位 |
4年ぶりの箱根返り咲きへ視界良好。
6月の全日本大学駅伝・関東予選では5位で予選を通過。さらに7月の関東学生網走では、実に8人が10000mの自己ベストを更新。今、最も波に乗っているチームです。
持ちタイム3位であることを考えても、無難に走れば上位で予選通過でしょう。
しかし、自己ベストの多くが単一のレースででいることから、好条件が重なっただけの「まぐれ」では?という見方も捨てきれません。
前評判があまりに高く、選手へのプレッシャーも心配です。
今春に就任した真名子監督は、仙台育英高でも監督を務め、全国優勝に導いた人物。当時の教え子ピーター・ワンジルを、実業団からこの大東大へ入学させた剛腕の持ち主でもあります。
【日本体育大】
エース藤本欠場で大ピンチ。連続出場の伝統を死守へ
全日本2021 | 15位 |
箱根2022予選会 | 3位 |
箱根2022 | 17位 |
全日本2022関東予選 | 15位 |
エース・藤本ら前回の本戦出走組4人が欠ける事態だが、それでも10000m平均では6位と通過圏内。
1年生トリオの山崎丞、平島龍斗、田島駿介が今年10月にそろって29分32秒台をマーク。それにより、持ちタイムのチーム平均がぐっと引き上がっています。
平均タイムは全体6位ですが、やや水ぶくれ感もあり、安心はできません。1年生の伸びが命運を握ります。
史上最多の74年連続出場をさらに伸ばせるか。
【山梨学院大】
主力卒業で戦力ダウン。留学生の爆走頼み
全日本2021 | 不出場 |
箱根2022予選会 | 4位 |
箱根2022 | 18位 |
全日本2022関東予選 | 12位 |
ハーフマラソン1時間2分台の橘田大河(4年)が外れたものの、
28分台を持つ伊東大暉、木山達哉らを擁し、 平均タイムで全体7位につけています。
ボニフェス・ムルア(4年)、ジェームス・ムトゥク(1年)と2人いる留学生のうち調子の良いほうを起用できるのも強み。
【中央学院大】
2年生エース・吉田礼志の成長著しい
全日本2021 | 11位 |
箱根2022予選会 | 7位 |
箱根2022 | 16位 |
全日本2022関東予選 | 6位 |
6月の全日本大学駅伝・関東予選では、主力の小島慎也、川田啓仁らを欠きながらも見事予選突破。
箱根予選会では、上記2人が復帰。さらに戦力に厚みが出ます。
2年生エースの吉田礼志は今年もトラックでPBを連発。予選会では日本人トップも狙える選手です。
持ちタイムは全体9位とボーダー付近も、全日本予選会の結果も加味すると、通過圏内に食い込むと予想。
【日本大】
持ちタイムは全体5位。全日本には復帰し古豪復活の兆し
全日本2021 | 不出場 |
箱根2022予選会 | 21位 |
箱根2022 | 不出場 |
全日本2022関東予選 | 7位 |
昨年の予選会では、持ちタイム平均は通過圏内ながら、まさかの21位に沈みました。
今年もトラックのタイムは素晴らしく、持ちタイムは全体5位。
さらに全日本大学駅伝の予選も通過しており、古豪が表舞台に返り咲きつつあります。
昨年の予選会のメンバーがほぼ全員残っている点も強み。
ピーキングさえ合わせられれば、予選通過は濃厚です。
【城西大】
持ちタイム10位のボーダーライン。留学生加入で層にやや厚み
全日本2021 | 不出場 |
箱根2022予選会 | 15位 |
箱根2022 | 不出場 |
全日本2022関東予選 | 8位 |
野村颯斗、山本唯翔(ともに3年)ら主力が順当にエントリーされたほか、
今年入学した留学生のヴィクター・キムタイ(1年)が強力。
チャレンジ校
国士館大
拓殖大
専修大
駿河台大
【立教大】
ついに箱根が射程圏内に。持ちタイムは全体11位
全日本2021 | 不出場 |
箱根2022予選会 | 16位 |
箱根2022 | 不出場 |
全日本2022関東予選 | 11位 |
55年ぶりの箱根駅伝出場を目指します。
出場すれば、昨年の駿河台のようにスポットライトを浴びること間違いなし。
【国士舘大】
箱根15位と健闘。しかし1~4区の主力が卒業
全日本2021 | 不出場 |
箱根2022予選会 | 10位 |
箱根2022 | 15位 |
全日本2022関東予選 | 10位 |
【拓殖大】
今季チームは明るい材料なし。昨年から続く「ラジニ頼み」
全日本2021 | 14位 |
箱根2022予選会 | 11位 |
箱根2022 | 不出場 |
全日本2022関東予選 | 18位 |
【専修大】
予選会のスペシャリスト集団。今年は奇跡は難しい?
全日本2021 | 不出場 |
箱根2022予選会 | 9位 |
箱根2022 | 20位 |
全日本2022関東予選 | 16位 |
昨年は持ちタイム16位ながら、下馬評を覆して予選会突破。
【駿河台大】
監督スキャンダルでテレビではハレ物扱いに?
全日本2021 | 不出場 |
箱根2022予選会 | 8位 |
箱根2022 | 19位 |
全日本2022関東予選 | 13位 |
大穴校
東京農業大
【筑波大】
持ちタイム以上の強さに期待
全日本2021 | 不出場 |
箱根2022予選会 | 13位 |
箱根2022 | 不出場 |
全日本2022関東予選 | 不出場 |
【東京農業大】
28分台2人を擁するダークホース
全日本2021 | 不出場 |
箱根2022予選会 | 18位 |
箱根2022 | 不出場 |
全日本2022関東予選 | 19位 |
参考:上位10選手の10000m持ちタイム平均
※2022/10/13時点
大学 | タイム |
---|---|
①明大 | 28.49.20 |
②東海大 | 28.49.68 |
③大東大 | 28.54.65 |
④早大 | 28.58.12 |
⑤日大 | 29.07.55 |
⑥日体大 | 29.07.69 |
⑦山梨学大 | 29.09.19 |
⑧神奈川大 | 29.10.53 |
⑨中央学大 | 29.13.14 |
⑩城西大 | 29.13.49 |
⑪立大 | 29.15.51 |
⑫拓大 | 29.18.17 |
⑬国士大 | 29.21.71 |
⑭駿河台大 | 29.32.62 |
⑮専大 | 29.32.82 |
⑯東農大 | 29.38.01 |
⑰上武大 | 29.42.42 |
⑱筑波大 | 29.58.31 |
参考:上位14選手の戦力分布
エントリー時の1万メートル資格記録から作成。
出場校 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
東海大学 | S | A | B | B | B | B | C | C | C | C | ||||
神奈川大学 | A | B | B | B | C | D | D | |||||||
早稲田大学 | S | A | A | B | D | D | D | |||||||
明治大学 | A | A | B | B | B | B | D | D | D | D | ||||
国士舘大学 | A | C | C | D | D | D | D | D | D | D | D | D | D | D |
中央学院大学 | A | B | C | C | D | D | ||||||||
日本体育大学 | B | B | B | C | C | C | C | D | D | D | D | D | ||
山梨学院大学 | A | B | B | B | B | C | D | D | D | |||||
駿河台大学 | A | B | B | B | D | |||||||||
専修大学 | B | C | C | D | D | |||||||||
拓殖大学 | S | B | C | C | C | D | D | D | ||||||
大東文化大学 | A | A | A | A | B | C | C | D | D | |||||
筑波大学 | C | D | ||||||||||||
上武大学 | S | C | D | D | ||||||||||
城西大学 | B | B | B | C | C | C | D | |||||||
立教大学 | B | B | B | D | D | D | D | |||||||
流通経済大学 | ||||||||||||||
東京農業大学 | A | A | D | D | ||||||||||
慶應義塾大学 | D | D | D | |||||||||||
東京経済大学 | A | D | ||||||||||||
日本大学 | S | S | B | C | C | C | D | D |
S→ 1万m28:20未満
A→ 1万m28:40未満
B→ 1万m29:00未満
C→ 1万m29:20未満
D→ 1万m29:40未満
参考:月刊陸上競技の予想
A(上位候補) 明大、大東大、早大
B(通過濃厚) 東海大、中央学大、神奈川大
C(通過候補) 城西大、山梨学大、日体大
D(ボーダー付近) 日大、国士大、専大、立大、拓大、駿河台大
E(チャレンジ校) 上武大、東農大、筑波大、流経大など
参考:スポーツ報知の予想
箱根への道特別編こちらが箱根駅伝予選会特集 #箱根駅伝 #箱根駅伝予選会 pic.twitter.com/jyN6QKFbda
— ヒロ (@0930_hiro) October 6, 2022
参考情報
まとめ
毎年、箱根行きの切符をめぐる激しいレースが繰り広げられますが、今年は「歴史的な大混戦」とも言われています。
私はCS放送の日テレG+でレースの舞台裏もチェックして、レースを楽しもうと思っています!