11月1日(日)、伊勢路を舞台に全日本大学駅伝が開幕!
箱根や出雲と違い、全国から予選を勝ち上がった大学が出場することから「真の大学日本一決定戦」とも呼ばれています。
青学1強の時代が終わり、各校の実力が拮抗しているため、熾烈なトップ争いが予想されます!
今回は全日本大学駅伝のテレビ放送やライブ配信の予定から、優勝予想までを行なっていきます。
今年の運営は、例年にないハードルがありますが、出来る限りの対策について知恵を出し合っています。写真は今年のポスター。選考会会場で出したりしていましたが、今年は皆さんに見てもらう機会が少なくなりそうなので。#伊勢で決まる日本一#全日本大学駅伝#大学駅伝 pic.twitter.com/Tbdn7F9rDU
— 全日本大学駅伝大会事務局(→第52回大会は2020年11月1日開催) (@daigaku_ekiden) August 12, 2020
目次
全日本大学駅伝2020のテレビ放送・ライブ配信
テレビ放送
テレビ朝日系列で生中継されます。スタート時間は11月1日(日) 8:05AMです。
事前番組
瀬古利彦さんが全日本大学駅伝の見どころを解説する「来週は全日本大学駅伝!」が、テレビ朝日(関東ローカル)にて、10月24日(土) 27:00~28:00分に放送されます。
ライブ配信
AbemaTVのSPORTS LIVE 1chにて、
7:50AMよりライブ配信されます。試聴はこちら。
AbemaTVは無料で試聴することができます。
Abemaプレミアムに加入すると、広告なしで、かつ時間を巻き戻して試聴することができます。月額は960円(2週間無料体験あり)です。
全日本大学駅伝2020の出場校・チーム一覧
地区 | 大学 |
---|---|
シード | 東海大学 |
青山学院大学 | |
駒澤大学 | |
東京国際大学 | |
東洋大学 | |
早稲田大学 | |
國學院大學 | |
帝京大学 | |
北海道 | 札幌学院大学 |
東北 | 東北大学 |
関東 | 日本大学 |
中央学院大学 | |
明治大学 | |
順天堂大学 | |
山梨学院大学 | |
日本体育大学 | |
城西大学 | |
北信越 | 信州大学 |
東海 | 皇學館大学 |
関西 | 立命館大学 |
関西学院大学 | |
京都産業大学 | |
びわこ学院大 | |
中国四国 | 広島経済大学 |
九州 | 日本文理大学 |
エントリー選手
>>区間エントリーはこちら(10/30更新)
第52回全日本大学駅伝 主要チーム主なエントリー漏れ選手一覧
— taku (@runtaku15) October 12, 2020
※選手名左の丸数字はチーム内10000mPB順位 pic.twitter.com/evjBafhKCj
全日本大学駅伝2020の順位・優勝予想
最初に断っておくと、今シーズンはかつての青学のような絶対王者がおらず、特に青学・東海・駒沢の力はほぼ横並びです。
そんな中でも、過去の実績や今シーズンのトラックレースでの調子を見ながら順位予想をしてみました。
1位予想:青山学院大
層の厚さでやや有利
8区間ある全日本では、エースの爆発力と同時にチーム力・層の厚さも必要になってきます。
層の厚さという意味では、青学は他を突き放しているという印象があり、1位予想にしました。
神林、吉田のダブルエースに加え、前回の箱根でも区間3位以内の走りを見せた飯田、岩見らが脇を固めます。※岸本は欠場
エースの吉田は日本インカレではライバルの東海・塩澤に競り負けたものの、7月のホクレンディスタンで5000mの自己ベストを更新するなど好調。
2位予想:東海大
実力派が揃った「いぶし銀世代」
前回大会優勝のディフェンディングチャンピオン。
鬼塚、館澤らの黄金世代が卒業し、戦力ダウンは必至ですが、
塩澤、名取、市村らいぶし銀のように強い選手は揃っており、8区間の全日本であれば優勝の可能性は十分にあると思います。※松﨑は欠場
層の厚さは青学に劣るため、最短区間の1区に石原翔太郎や喜早駿介らルーキーを投入する可能性大。1区で流れに乗れるかがポイントになりそうです。
3位予想:駒沢大
トラックでの輝きを駅伝につなげられるか
昨シーズンも箱根の優勝候補に挙げられるなどチーム力は十分でしたが、今年は鈴木芽吹、花尾恭輔ら強力ルーキーが加わり戦力アップ。
箱根でまさかの8位に終わった悔しさをぶつけたいところ。
トラックシーズンでは、田澤が5000mのPBを更新するなど相変わらず爆走。ルーキーの鈴木芽吹も、日本インカレでは東海の塩澤や青学の吉田に競り勝ち3位を掴みました。
また、4年生の加藤淳がトラックでは他校のエース級に負けない走りをしており、ブレークの予感。
4位予想:國學院大
新戦力も育ちつつある
浦野・土方世代が卒業し、戦力が大幅ダウンかと思いきや、新戦力が育ってきており、「強豪校」に定着する気配があります。
3年の藤木宏太が絶対的エースにまで成長し、さらに日本インカレ決勝では2年の中西唯翔が9位、4年の臼井健太が10位に入る堂々たる結果を残しました。※中西は欠場
ハーフの距離に強い藤木を距離の長い、7区or8区に置けば、昨シーズンの出雲駅伝のような大逆転劇も不可能ではありません。
5位予想:早稲田大
眠れる獅子がそろそろ覚醒か
エースの中谷を筆頭に、井川、半澤、小指、鈴木創士、千明ら高校でトップクラスだった選手が多数在籍しています。
そろそろ10km以上の距離への適性もついてきて、大化けする選手が出てきてもおかしくありません。
中谷と千明は先輩の大迫傑(Nike)が主宰するSugar Eliteに参加し、大きな刺激を受けた様子。
10年ぶりの早稲田の駅伝優勝に期待です。
その他の注目校
明治大
阿部弘輝の卒業は痛いですが、箱根駅伝6位のメンバーがほぼ残っており、上位進出を十分に狙えます。3年の手嶋も日本インカレ10000mで8位と好調をキープ。
東京国際大
昨年は箱根5位と大躍進しましたが、主力の4年生がごっそりと抜け、チーム力は大幅に低下。それでも留学生のヴィンセントらは超強力で、ごぼう抜きで上位に食い込みたいところ。
東洋大
前回の箱根は10位に終わり、さらに相澤が卒業したことでチーム力は低下傾向。1年生には学法石川の松山と渡辺など期待のルーキーがおり、2年後くらいに優勝争いできる戦力を整えて欲しいところ。
悩めるエース西山が、9月の日本インカレ10000mで見事日本人2位に輝き復活したのは明るい材料。
参考:10000m平均タイム(上位10選手、2020/09/19時点)
大学名 | |
---|---|
青山学大 | 28.57.95 |
東海大 | 29.07.65 |
國學院大 | 29.16.26 |
帝京大 | 29.11.92 |
東京国大 | 28.55.52 |
明治大 | 29.03.63 |
早稲田大 | 29.03.88 |
駒澤大 | 29.05.05 |
創価大 | 29.10.33 |
東洋大 | 29.11.95 |
中央学大 | 29.03.40 |
中央大 | 28.51.72 |
拓殖大 | 29.23.05 |
順天堂大 | 28.53.69 |
法政大 | 29.33.94 |
神奈川大 | 29.19.29 |
日本体大 | 29.13.31 |
日本大 | 29.02.36 |
まとめ
いかがだったでしょうか?
今年はコロナの影響でトラックレースが少なく、あまり各選手の調子が読めない部分もありますので、本当に「走ってみないと分からない」大会となりそうです。
しかも沿道での観戦も自粛を呼びかけ、授賞式も実施しないなど異例ずくしの大会となります。
レースの勝敗はもちろん、駅伝文化の変わり目になるかもしれない大会なので、いろんな意味で注目です。