8月27日、NIKEの新作「ナイキ エア ズーム テンポ ネクスト%」が発売されました!
24,200円をはたいて即買いしましたので、
今回はナイキ エア ズーム テンポ ネクスト%の重さやサイズ感、履き心地について詳しくレビューしていきます。
ちなみに私は普段、ペガサス37やペガサスターボ2で走っており、リアクトインフィニティランも持っていますので、それらとの比較もしていきます。
※アルファフライやヴェイパーフライでは走ったことがありません。
目次
ナイキ テンポ ネクスト%の特徴(公式情報)
このテンポ ネクスト%は公式サイトでは「記録破りのDNAを受け継ぐランニングシューズ」と定義されており、
つまりアルファフライの構造・技術を採用したトレーニング用シューズとなっています。
前足部の2つのエアポッドはアルファフライと共通していますが、下記のようにその他のパーツでは若干のアレンジを加えています。
- ミッドソールのかかと部分に耐久性の高いリアクト素材を使用
- アッパーはフライニットでスリッポンのように履ける
- トレーニング効率を上げるために、若干柔らかく反発性の低いプレートをソールに内蔵
出典:https://www.nike.com/jp/running/zoom-tempo
ナイキ テンポ ネクスト%の履き心地
まず、ナイキ テンポ ネクスト%を履いた全体的な感想からです。
見た目に反してオーソドックス
テンポネクスト%は外から見えるズームエアポッドが付いており、見た目のインパクトはかなり強烈です。
その見た目から、勝手にクセの強いシューズだと思い込んでいたのですが、いざ履いてみると
「ペガサス37とそっくり」
「オーソドックスで違和感なく履ける」
と感じました。
ペガサス37も前足部のみに反発力のあるエアバッグを搭載していますし、後述の通り重さも同じくらいですし、ペガサス37とテンポはかなり似ていると言って良いでしょう。
プレートの硬さを感じる
やっぱりテンポにはプレートが入っているだけあって、ソールも硬くてほとんど湾曲しませんし、走っていても沈み込む感覚は少なく「パチン」と反発が返ってきます。
アウトソールのラバーにも、ペガサスにはない硬さを感じました。
横幅があって安定感がある
テンポは「オーソドックスで履きやすい」と先ほど言いましたが、そう感じさせるのはなぜかと考えると、
横幅が広いから
というのは大きいと思います。
ナイキのリアクト インフィニティラン同様、前足部とかかと部分は、シューズを俯瞰でみると横からはみ出すほどの幅広ですが、中足部の土踏まず付近はきゅっとくびれています。
リアクト インフィニティランと言えばサポート性の高い「怪我ゼロ」シューズ。
このテンポも安定性を高めて怪我のリスクを減らす設計になっている可能性があります。
ナイキ テンポ ネクスト%の重さ
ナイキ エア ズーム テンポ ネクスト%の重さは263g(27cm)でした。
ペガサス37よりは若干重く、ズームフライとほとんど同じくらいです。上位モデルのアルファフライからは25gくらい重くなっています。
アルファフライに象徴されるように、最近のNIKEは軽さを追求するのを一旦止めている印象があります。
テンポ ネクスト% | 263g(27cm) |
ペガサス 37 | 270g(27cm) |
ペガサス ターボ 2 | 214g(27cm) |
ズーム フライ 3 | 260g |
ヴェイパーフライ ネクスト% | 200g(28cm) |
アルファフライ ネクスト% | 240g(28cm) |
ナイキ テンポ ネクスト%のサイズ感
最初足に通すとき、履き口がせまく、履くのに苦労しました。
ただ、足が入ると、つま先付近のサイズ感は標準的もしくはゆったりめに感じました。
私はテンポのようなフライニットのスリッポン系のシューズを履くと、履き口が狭く感じることが多いですが、徐々に履き方のコツを覚えて慣れていくパターンも多いです。
ナイキ テンポ ネクスト%をマラソン本番で使うのはあり?
上級者のトレーニングシューズという位置付けのナイキ テンポ ネクスト%ですが、初級〜中級者のマラソンでも使えるのでしょうか?
この点に関して、私は現時点ではマラソンで使ったことはありませんが、「マラソンのレース本番でも使える」と考えています。
なぜなら、初心者・中級者の定番マラソンシューズであるペガサス37同様に「反発性」「クッション性」「軽量性」の全てをバランス良く備えているからです。
ただ、一つだけ難点があり、それは「初級者・中級者にとっては値段が高すぎ」という点です。※定価24,200円
懐事情が許すのであれば、テンポ ネクスト%もレース用シューズの候補に十分なり得ます。
ナイキ テンポ ネクスト%の普段履きはあり?
個人的には、ランニングシューズの中ではかなり普段使いしやすい部類だと思います。
ダッドシューズのようにボリューム感があり、全身のコーデとのバランスが良くなりそうかなと。
ただし、そうは言ってもランニングシューズなので、フィット感が強すぎて履く時にてこずるのと、プレートが入っていてソールが湾曲しないので、あんまり履いていて快適ではないと思います。
アルファフライをスニーカーにアレンジした「ナイキ ズーム タイプ」というモデルも出ていますので、そっちの方がおすすめです。
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まとめ
いかがだったでしょうか?
今後、レースでもテンポ ネクスト%を使ってみて、レースでも使えるかについても追記していく予定です。
大迫の日本記録やキプチョゲの2時間切りなど、えげつない記録をたくさん生み出したアルファフライの技術を、ぜひトレーニングでも感じてみてください!