ランニング人口2000万人を目標に掲げ、すべての人が陸上競技を楽しめる環境をつくるために発足したプロジェクト「JAAF RunLink」。
そのJAAF RunLinkアドバイザーである、実業家の堀江貴文さんが東京マラソンのコースディレクターも務めるJAAFの早野忠昭さんとの対談で、「100km走った人に100万円」という驚きの提案を口にしました。
こちらのJAAF RunLinkのページより該当箇所を引用させていただきます。
生活習慣病の改善などにランニングがどう役立てられるかという話題で、堀江さんは「生活習慣病になる人の多くは意識が低い人たち」「そうした人たちの生活改善していく上で正統派の理論では難しい」として、次のように述べました。
たとえば、ゲーミフィケーションを用いたり、金銭的なインセンティブを設けるとか別のアプローチも必要なのかなと。先日、ZOZOの代表取締役社長である前澤友作さんがTwitterで総額1億円のお年玉企画としてフォロアー100人に100万円をプレゼントをする、というキャンペーンをやってバズりましたよね。今の時代でもお金は人を動かすインセンティブになるんです。だから、1ヶ月に100kmランニングができたら100万円が当たるチャンスをもらえるキャンペーンを開催するなど、そういったものでないと生活習慣病の人やその予備軍の生活改善はできないんじゃないかと思うんですよね。
https://www.jaaf-runlink.jp/talk03_02.html
ドMのランナーだけではランニング人口は増えない?
確かに、上から目線で健康の大切を説くよりは、お金のインセンティブを設けた方が人を動かす力は大きいでしょう。
堀江さんとえいば、コペンハーゲンのアイアンマンレース2015に出場した際、このような感想を述べていました。
マラソンランナーは「自己管理の鬼」「ドM」というイメージがあり、私の肌感覚でもそれは正しいと思います。私もどちらかというとそっち系の気質を持っています。
しかし、やはりランニングの裾野を広げていくためには、金銭欲やエンタメと結びつけることが重要であると堀江さんは問題提起をしてくれています。
ランニング人口が頭打ちになっている今、堀江さんの常識にとらわれないアイデアが、日本のランニング界を救うかもしれません。
参考)笹川スポーツ財団の調査:
年1回以上の実施率の推移(ジョギング・ランニング)