箱根駅伝への第一歩!
2022年6月19日(日)、全日本大学駅伝2022の関東地区選考会が開催されます。
関東選考会は8人がトラックを走り、8人の合計タイムで競います。
つまり1人のブレーキがチーム成績に大きく響くシビアなレース。
過去にはトラブルで棄権する大学もちらほら出ています。
今回は全日本大学駅伝2022の関東地区選考会の順位・通過校の予想をしていきます。
目次 [閉じる]
出場校
エントリーしたチームの中から、8人の10000m合計タイム上位20校のみが関東選考会に出場できます。
出場校はこちら。上から、持ちタイムの良い順です。
大学名 | 合計タイム |
---|---|
創価大学 | 3:47:36 |
東海大学 | 3:48:29 |
日本大学 | 3:50:05 |
東洋大学 | 3:50:43 |
日本体育大学 | 3:51:02 |
拓殖大学 | 3:51:21 |
中央学院大学 | 3:52:11 |
城西大学 | 3:52:20 |
法政大学 | 3:53:01 |
山梨学院大学 | 3:53:12 |
大東文化大学 | 3:53:15 |
立教大学 | 3:53.28 |
帝京大学 | 3:53:39 |
駿河台大学 | 3:54:01 |
上武大学 | 3:54:11 |
神奈川大学 | 3:54:49 |
東京農業大学 | 3:54:56 |
国士舘大学 | 3:55:12 |
日本薬科大学 | 3:55:45 |
専修大学 | 3:56:25 |
出場選手
全出場選手はこちら。
1チーム13人がエントリーしていますが、実際に走るのは8人です。
より詳細な出場選手一覧はこちら
https://www.kgrr.org/event/2022/kgrr/54zennichi/sensyuitiran.pdf
順位予想・通過校の予想
順位予想に入ります!
予選通過の条件
選考方法:1 チーム 13 名のエントリーを行い、8 名の出場とする。
通過条件:8 名の合計タイムの上位 7 校。7 校目が同タイムの場合は、当該大学代表者の抽選により決定。
1位予想:東洋大学
梅崎らの台頭で勢いあり

箱根駅伝2022 | 4位 |
全日本大学駅伝2021本戦 | 10位 |
全日本大学駅伝2021予選 | シード |
出雲駅伝2021 | 3位 |
昨シーズンも出雲3位、箱根4位に入るなど強豪は健在。
今年のトラックシーズンは東洋の選手が大活躍。
関東インカレ1部ではハーフマラソンでは
- ハーフマラソン:梅崎蓮(2年)が2位、木本大地(4年)が5位
- 10000m:児玉悠輔(4年)が3位、松山和希(3年)が6位
など活躍。
木本は箱根4区での失速のリベンジに期待です。
不安要素としては、主将の前田義弘(4年)と日本長距離界の至宝・石田洸介(2年)の欠場。
伝統的にトラックにはあまり力を入れないチームのため、今回の選考方法が合わない可能性はあり。
2位予想:東海大学
トラックに強い伝統

箱根駅伝2022 | 11位 |
全日本大学駅伝2021本戦 | 12位 |
全日本大学駅伝2021予選 | シード |
出雲駅伝2021 | 9位 |
出場チーム中、持ちタイム合計は2位。10000m 28分台を8人揃えています。
順当に行けば予選通過は固いでしょう。
しかし不安要素も少しあり、
関東インカレ1部はハーフマラソンで竹村拓真(4年)が4位と好走したものの、その他では目立った活躍をした選手はなし。エース格の松崎咲人(4年)の欠場も痛手です。
昨年の駅伝シーズンは惨敗続き。箱根駅伝のシード圏からも転落しました。
巻き返しの第1歩となるか。
3位予想:創価大学
層が厚く強豪の風格

箱根駅伝2022 | 7位 |
全日本大学駅伝2021本戦 | 不出場 |
全日本大学駅伝2021予選 | 14位 |
出雲駅伝2021 | 7位 |
箱根では7位に入り、強豪校として定着しつつあります。
今回の選考会でも出場チーム中、持ちタイム合計はトップ。
嶋津(4年)ムルワ(4年)という爆発力のあるエースに加え、箱根駅伝の復路で区間上位だった松田爽汰(4年)、吉田凌(2年)が脇を固めています。
しかし主力の葛西潤(4年)新家裕太郎(4年)の欠場は不安要素。
予選通過は濃厚ですが、トップ通過は厳しいと予想します。
4位予想:法政大学
箱根シードの実力校

箱根駅伝2022 | 10位 |
全日本大学駅伝2021本戦 | 9位 |
全日本大学駅伝2021予選 | 3位 |
出雲駅伝2021 | 不出場 |
箱根駅伝では見事シード権を獲得。
昨年も全日本大学駅伝の関東選考会を走っており、3位通過しました。経験を持っているのは強み。
昨シーズンの箱根、全日本本戦の実績を考えれば予選通過は濃厚でしょう。
さらに関東インカレでは稲毛崇斗(3年)がハーフ6位、松永伶(3年)が5000m6位と活躍し、戦力底上げも進んでいる様子。
不安要素は、持ちタイムは出場チーム中9位と通過圏外であること。
大エースだった鎌田航生(現Yakult)の卒業も痛手です。
5位予想:中央学院大学
総合力で上位へ

箱根駅伝2022 | 16位 |
全日本大学駅伝2021本戦 | 11位 |
全日本大学駅伝2021予選 | 6位 |
出雲駅伝2021 | 不出場 |
持ちタイム合計は7位とボーダーライン。
10000m28分22秒の記録を持つ吉田礼志(2年)がチームの主軸。
しかし吉田は関東インカレ17位と調子はそれほど良くないか。
大きな強みはないが弱みもない、バランスの取れたチームに見えます。
7位以内には食い込んでくると予想。
6位予想:日本体育大学
有望な下級生の活躍がカギ

箱根駅伝2022 | 17位 |
全日本大学駅伝2021本戦 | 15位 |
全日本大学駅伝2021予選 | 7位 |
出雲駅伝2021 | 不出場 |
持ちタイム合計は5位と通過圏内。
5000m13分台を持つルーキーの平島龍斗(1年)、10000m28分台を持つ分須尊紀(2年)という2人の下級生に力があります。
不安要素はエース藤本珠輝(4年)の欠場。※藤本は関東インカレ1部ハーフマラソンで優勝。
昨年の関東選考会は7位で予選通過。伝統の勝負強さで7位以内に食い込むと予想。
7位予想:拓殖大学
持ちタイムは出場チーム中6位

箱根駅伝2022 | 不出場 |
全日本大学駅伝2021本戦 | 14位 |
全日本大学駅伝2021予選 | 4位 |
出雲駅伝2021 | 不出場 |
大エースの留学生・ラジニが不在。
それでも持ちタイム合計は6位と通過圏内。
日本人エースの江口清洋は関東インカレ10000mに出場し19位。
10000m29分01秒を持つ小山晴空(2年・大分東明)は伸び盛りで将来のエース候補。
留学生頼みのイメージも強い拓大だが、日本人だけでも強いことを示せるか。
その他の注目校
本戦への出場権争いは大混戦。
以下の7校にも出場のチャンスが十分にあります。
- 帝京大:箱根9位の駅伝巧者。しかし選手層が薄い。
- 駿河台大:監督スキャンダル後初の大一番。留学生が加入し昨年の戦力を維持?
- 城西大:持ちタイム合計8位。留学生が加入し層に厚み。
- 上武大:1年生のカマウ・パトリックが強力。関東インカレ2部1万mで3位。
- 神奈川大:箱根12位と大健闘。箱根メンバーがほとんど残る。
- 日大:持ちタイム合計3位。新監督の元、3大駅伝に復帰なるか。
- 山梨学院大:昨シーズンは箱根に出場。オニエゴ卒業で留学生パワーはダウン?
箱根駅伝予選会でも、ノーマークの専修大学が躍進したりするくらい、本当に予選会は大混戦。予想は困難です。
テレビ放送・ライブ配信
昨年は背番号5【テレビ朝日@5ch スポーツ公式】というYouTubeチャンネルでライブ配信があったようです。
今年も同じチャンネルでライブ配信される可能性があります。
なお、テレビ放送の予定はありません。
スタート時間は下記の通りです。
第1組 17:30スタート
第2組 18:10 スタート
第3組 18:50 スタート
第4組 19:30 スタート
まとめ
いよいよ駅伝シーズンに向け、新チームでの闘いが本格化します!
なかでも関東地区予選は、箱根駅伝に出場するチームを占う上でも重要なレース。
とても楽しみです!