2020年3月28日、注目のペガサスシリーズから、「ナイキ エア ズーム ペガサス 37」が発売されました。
ペガサス35・36は業界内で評判がすこぶる高く、愛用しているランナーも多いのではないでしょうか?
では一体、新作のペガサス 37の出来栄えはどうなのか、実際に履いてみたレビューをお届けします。
結論、ペガサス37は「初心者のためのアップデートをした」と私は考えています。
それでは、ペガサス37の履き心地や重さ、サイズ感や通気性についてレビューしていきます。
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目次
ナイキ ペガサス 37と36の違い
公式サイトの情報を元に、まずは今作のアップデートした点を整理します。
1:ズームエアバッグが長さ半分、厚さ2倍に
名前に「エア」が付いてることから分かるように、ペガサスにはエアという空気の袋が入っています。
ペガサスシリーズでは近年、
ペガサス35:フルレングスのエア
ペガサス36:フルレングスのエア
ペガサス37:前足部のみのエア(厚さは2倍)←いまここ
という風に目まぐるしくバージョンアップを繰り返しています。
と思う方もいるかもしれせん。
まず、エアバッグを分厚くすることによって、弾むような反発力が増しているようです。
そして「なぜ前足部だけ?」という点についてですが、私もよくわかりません。。
ただ、全体のバランスを考えて、設計者たちが「前足部だけ」という判断をしたでしょう。
2:クッションフォームはリアクトに変更
クッション材はこれまでの「クシュロン」から「リアクト」へと変更されています。
このリアクトは、クッション性と反発力のバランスがよく、さらに耐久性にも優れているとされます。
最近ではズームフライもリアクトを採用しており、最近のNIKEはリアクト推しのようです。
ナイキ ペガサス 37の履き心地
購入したペガサス37を履いて、実際に10キロほどランニンングしてみました。
その感想をまとめました。
接地で少しもたつく印象
後で詳しくご説明するように、ペガサス37は前作からより重くなっています。
ペガサス36のような、スイスイと前へ進む感じは少し減って、スピードに乗りにくい印象を受けました。
ローリング運動を強く感じる
リアクト インフィニティもそうでしたが、ペガサス37も、ソールがゆりかごやロッキングチェアのような形状になっており、
かかとから接地すると「くるりん」と車輪のように前へと進むようになっています。
ランニング中に少し疲れてペースダウンすると、どうしてもかかと着地になるのですが、そんな時でもローリング運動によってペースをキープできたような気がします。
多分、スピード練習よりもロングランに適しているのかなと思います。
【結論】ペガサス37は、初心者に寄り添ったシューズ
ペガサスといえば、初心者のレース用から、大迫傑らトップ選手のトレーニング用まで、幅広く使えることで有名でした。
しかしペガサス37は、アスリートやサブ3で走るような上級者たちからの評判は悪いと予想します。笑
なぜなら少し重くなり、スピードが出しづらくなったから。
一方、初心者にとっては、エアバッグとリアクトの分厚いソールによって、足への衝撃が少なく、レース後半での失速が抑えられるシューズになったのではないかと思います。
耐久性がアップしたのも、初心者にとっては嬉しいポイントです。
なので、初心者にとってはすごくおすすめできるシューズだと思います。
ナイキ ペガサス 37の重さ
ペガサス36:254g(27cm)
ペガサス37:270g(27cm)
軽量化が進んできたペガサスですが、ペガサス37ではなんと重くなっています。これは少し残念なポイントかもしれません。
しかしその分、クッション性やサポート力は増したものと思われます。
ナイキ ペガサス 37のサイズ感
サイズ感は標準的でした。
ネットで購入しても大丈夫でしょう。
ナイキ ペガサス 37の通気性
ペガサス36は通気性が売りでしたが、37では少し通気性を落として、よりホールド感を重視しているような印象があります。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今、日本で一番人気があると言っても過言ではないペガサスですが、今作もなかなの出来栄えに仕上がっています。
もし、今履いているシューズの寿命が近いようでしたら、37代続く安心・安定のペガサスを選ぶのも良いかもしれません。
「コロナで在宅ワークになり、ランニングを始めた」という方の一足目にもぴったりだと思います。
大変な時期ですが、ランニングでリフレッシュしましょう!