マラソンはピーキングのスポーツ。悪天候だからといって、年に数回のビッグレースに向けてのスケジュールは崩したくないですよね。
「雨(雪)だから、今日のランは中止」。こんな言い訳を自分に与えてしまうのも悔しいものです。
そこで、一足持っておきたいのが防水・防寒ランニングシューズです。悪天候でも走り続けたい人のために、おすすめのシューズをご紹介します。
選び方のポイントは?
防水性
ウェアでも同じですが、「防水性」と「撥水性」の違いに注意が必要です。
今回ご紹介する「防水」のシューズは、基本的には完全に水をシャットアウトしますが、通気性がほとんどないのが難点。一方で「撥水」は一定以上濡れると水がシューズ内に入ってきますが、通気性があって晴れの日でも使いやすいです。
雨の日に特化した、「防水」のシューズを一足持っておくことをおすすめします。
グリップ力
ランナーなら誰しも、雨や雪の日はスリップの恐怖を感じたことがあるでしょう。車の多い道路を走るときなどは、特に神経を使います。
濡れた路面に対応するソールであれば、驚くほどに滑らず、ストレスが軽減されます。
リフレクティブ(光を反射するか)
悪天候の日は昼でも薄暗いことが多く、車のドライバーにとってランナーの視認性が下がり、事故の原因にもなります。ぜひ、ドライバーとランナーのお互いのために、反射素材を使用したシューズを選びましょう。
また、悪天候でなくても、夜のランニングにも反射素材は重宝します。
おすすめの防水・防寒ランニングシューズ
【NIKE】シールド シリーズ
私も愛用するのがナイキのシールドシリーズです。定番モデルの「ペガサス」や「ペガサスターボ」などでシールド(防水)仕様のシューズが発売されています。
基本的には通常のシューズと同じ構造ですが、アッパーやアウトソールがシールド専用の素材となっています。
ご覧の通り、落ち着いたクールなデザインで、雨の日の通勤・通学でも使えそうです。
【NIKE】ペガサス トレイル Gore-Tex
防水で湿気を逃すGore-Tex素材を使用したトレイルランニング用シューズ。
ナイキの定番・ペガサスシリーズと同じ構造で、トレイルのみならずロードでもスムーズに履けるのが特徴です。
私もこのシューズを雨のロードで履きましたが、靴下はまったく濡れていませんでした。
Twitterでもこのシューズを雨用に買ったという人をちらほら見かけます。
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【on】Cloud Waterproof
空洞状の画期的なソールが「雲の上を走る感覚」をもたらすonからは、「Cloud Waterproof」という全天候型モデルが出ています。
「100%防水・防風の特殊メッシュ」を採用し、雨の日ランから外出まで使えます。シューレースを結ぶ必要がないのも特徴。
どちらかというと、ファンランナーが気軽に履ける防水シューズという印象です。シリアスランナーにはより強度と安定性のある「Cloudflyer Waterproof」がおすすめです。
【アシックス】G-TEXシリーズ
G-TEXとは、防水性と透湿性を両立した高性能素材「ゴアテックス」を意味しています。公式サイトでは現在、「GEL-CUMULUS 21」と「GT-1000 8」のG-TEXモデルが販売されています。どちらも完走〜サブ4前後レベルのランナー向けのシューズです。
アシックスは作業員向けのワークシューズでも評価が高く、防水ランニングシューズも強固で安全性の高い設計になっているはずです。
【HOKA】CHALLENGER ATR 6 GTX
HOKAは、いまや定番となった厚底ランニングシューズのパイオニア。
このATRシリーズは、ソールがロッキングチェアのように湾曲しており、接地から蹴り出しまでがスムーズに行えます。私もATR 5を履きましたが、転がるように前進します。
本来はトレイル用のシューズですが、ロードでも違和感なく履けます。
HOKAはスニーカーショップでも取り扱われるほどデザイン面も評価されているブランド。雨天でもスタイリッシュに走り抜けられそうです。
【ミズノ】ウエーブライダー G-TX
ミズノのゴアテックス搭載モデルで、防水性・透湿性・防風性に優れています。
ウエーブライダーは完走〜サブ4レベルのランナー向けのシューズで、いわゆる「ランナー膝」が緩和されるなど、脚に優しい設計で高い評価を得ています。
まとめ
トレイルではなくロードを走るランナーであれば、紹介した4つのブランドどれかのシューズを選んでおけば間違いないでしょう。
私はナイキのルナグライド シールドを持っており、2年前くらい前に買ったものですが、今でも雨の練習やレース、夜道を走るときに愛用しています。
履く機会はそこまで多くないと思うので、一足持っておけば、けっこう長く使えるはずですよ。