2019年5月26日の関東インカレ・ハーフマラソン1部で、東洋大学2年の宮下隼人が1時間5分14秒で2位(日本人1位)に輝きました。
17秒差で優勝は逃したものの、優勝したチャールズ・ドゥング(日大1年)が10000m27分台の有力選手であることを考えると、大健闘したといえるでしょう。
レース後、宮下はメディアに対し
「上りが得意なので、箱根駅伝では5区を走ってみたい」
「柏原さんのような走りがしたい」
と話しており、箱根駅伝2020での活躍も期待されます。
今回はそんな宮下の出身中学/高校/学部や自己ベストを調べてみました。
宮下隼人の出身中学校
出身中学校は明見中学校です。
富士山がこんな近くに!
宮下隼人の出身高校
出身高校はあの富士急ハイランドに隣接する、山梨県立富士河口湖高校です。
プロレスラーの武藤敬司も同校出身です。
高校時代は県駅伝で1区2位に入るなど活躍し、
山梨県のローカルな駅伝大会では区間賞も取っていました。
全国レベルでは3年時に都道府県対抗駅伝に山梨代表で出場し、4区13位と好走しました。
しかし、その他は全国レベルでの結果は残していないようです。
当時の写真はこちら。
宮下隼人の大学での成績や自己ベスト
2018年4月、東洋大学 理工学部に入学。
大学の同期は、鈴木宗孝や蝦夷森章太、部内のイジメを告発して退部した橋本龍さんらがいます。仲がいい同期は腰塚遥人で、ライバルは鈴木宗孝とのこと。
入学時、宮下の5000mの持ちタイムは同期の中でかなり遅い方でした。
大学入学後のレース結果としては、
- 2018/5/19 平成国際大学記録会 5000m 14分45秒95秒
- 2019/1/20 公認奥球磨ロードレース(ハーフ)24位 1時間04分59秒
- 2019/4/28 平成国際大学記録会 5000m 14分25秒96秒
などがあります。
現在の自己ベストはこちら。
5000m:14分25秒96
10000m:30分53秒26
ハーフマラソン:1時間4分59秒
10000mで28分台を持つ東洋大のエース級と比べるとまだだまですが、今後の成長に期待です。
箱根駅伝2020では山登りの5区で出場?
「上りが得意なので、箱根駅伝では5区を走ってみたい」
「柏原さんのような走りがしたい」
と語る宮下。
はたして、箱根駅伝2020で山登りの5区起用はあるでしょうか。
関東インカレでは前回の箱根で5区2位の西田壮志(東海大)に競り勝ちました。
そのため、5区でも走れるポテンシャルは秘めていると思います。
ただし、東洋には2年連続で山登りを任され、前回は区間8位と粘走した田中龍誠がいます。
そのため、5区の席を奪うことは簡単ではないでしょう。
宮下が今年、どこまで力を伸ばせるかに懸かっています。
「令和最初の山の神」と呼ばれるよう頑張ってほしいですね。