そんな想いを抱く、SEOや広告運用、広告制作などウェブマーケティング業界にいる人に向けて、このブログを書きます。
私は2019年7月、入社4年目で広告制作会社を退職し、現在はフリーランスとして広告運用やSNS運用代行に携わり、生計を立てています。
月100万を超えるような収入は今のところありませんが、生活するのに十分な収入は得られています。しかも、働く時間と場所の制約から解き放たれて、人生の幸福度が上がりました。
フリーランスに興味がある人は、一度チャレンジしてみる価値はあると思います。もし失敗しても、もう一度就職すればいいだけの話なのですから。
それではウェブマーケティング分野のフリーランスになるまでの手順・方法を、皆さんにご紹介していきます。
目次
ウェブマーケティングのフリーランスになる方法
手順0:ウェブマーケ分野の副業をはじめる
一番の理想は、副業の収入が本業と同等になってから独立することです。
なので、まずは会社を辞めずに、ウェブマーケ分野の副業をはじめてみましょう。
もちろん、その副業が成功すればラッキーです。しかし、ウェブマーケの副業はそんなに上手くいかないんじゃないかな・・・と私レベルの人間は思います。
たとえば鉄板のブログやYouTubeも、安定した収益を生み出すには年単位の時間がかかります。ましてや副業として限られた時間の中で取り組むのですから、なかなか成果は出にくいでしょう。
その他、クラウドソーシングで広告運用やウェブライターの案件を受ける副業も良いと思いますが、単価が低いのでせいぜい月数万円くらいかなと。
しかし私が強調したいのは、月数万円であっても、会社以外から収入源があると自信がつく、ということです。
独立後、その副業へのコミットを強めれば、10万円を超えるかもしれません。副業によって、本業では触れられなかったウェブマーケ知識が身に付くかもしれません。独立後の案件受注の際、ポートフォリオの一部に使えるかもしれません。
必須ではないですが、ぜひ副業をやりましょう。
手順1:(できれば)円満退職
当たり前ですが、フリーランスになるために、退職を申し出ましょう。
ここでのポイントは、できるだけ良好な関係を保った上で辞めることです。
なぜなら、会社側から「転職じゃないなら、業務委託として、今の案件をそのまま担当してほしい」というオファーをもらい、フリーランス初期の不安定さを緩和することができる可能性があるからです。
もちろん、その後も仕事を振ってもらえるかもしれません。
後述するように、エージェント経由で案件を取ると、どうしても手数料を抜かれるので、こうした人の縁による関係にはメリットがあります。
手順2:常駐型の案件で、安定収入を確保する
会社員時代から、副業で生活費以上を稼いでいるなら、このフェイズは不要です。
しかし、副業以外の収入がほとんどなくても、私は「ある程度の勢いでフリーランスになっても問題ない」と考えています。
なぜなら、ウェブマーケ業界は転職市場が活発だからです。フリーランスとして結果が出なかったとしても、その過程で得た幅広いウェブマーケの知識を、転職活動で活かせばいいのです。
収入ゼロの状態で独立したら、まず最初のステップとして「常駐型のフリーランス」を目指しましょう。
常駐型フリーランスとは、ざっくり言うと、
- 在宅ではなく、出勤する
- ひとつの案件で週3日以上が多い
という特徴を持った働き方です。
常駐型であれば、Workshipなどフリーランスのエージェントで探せば見つかります。(※エージェントまとめ記事は作成中です)
また、自由度は低い代わりに、会社員に近い安定性は手に入ります。
まずは常駐型で最低限の収入を確保しながら、開業届といった手続きはもちろん、請求書の管理や、ウェブマーケスキルのブラッシュアップ、営業資料の作成を進めていきます。
手順3:直営業(エージェントなし)の案件を受注する
エージェントを通して常駐型の案件を獲得するのは、あくまでも通過点です。
なぜなら、エージェントはかなりの割合でフィーを抜いていき、単価が上がりにくいからです。私の場合、準委託契約という形式でエージェントから案件をもらいましたが、クライアントからエージェントには毎月35万円が渡り、エージェントから私(フリーランス)へ渡ると、20万円しか手元に入りませんでした。
次のステップが、フリーランスの醍醐味である、直接取引による案件獲得です。
manablogのマナブさんも、フリーランスにとってはスキルよりも「営業力」が重要とおっしゃています。
まずは、自分の実績を資料化し、それをメールや問い合わせフォームを通して、ニーズがありそうなウェブマーケ会社、事業会社、インフルエンサーに送付していきます。
- レベル1:営業メールから受注(プッシュ型)
- レベル2:ブログやSNSから受注(プル型)
このあたりのテクニックや、価格設定などについては、私自身も試行錯誤の途中ですので、またいつか記事にできればと思います。
ロマン枠:自前のメディアや商品による資産型収入
クライアントワークすら手放し、自分のメディアや商品からマネタイズできれば、収入も人生の自由度も格段に高まります。
具体的には、ブログやYouTube、SNSによるアフィリエイト収入、さらにはnoteやKindleでの情報商材の販売がそれに当たります。
難易度は高いですが、クライアントワークと並行して、こうした成果物が積み上がっていくような資産型の労働も行っていくのがおすすめです。
私もせいぜい月5万円くらいですが、ブログから収入を得ています。
ウェブマーケターの養成スクールってどう?
結論、現在すでにウェブマーケ会社で働いているなら不要です。
実践に勝る学習はないからです。
ただし、ウェブマーケの知識がゼロの場合は、働きながらスクールを受講することも選択肢に入れるべきでしょう。
有名なのが下記2つです。オンラインで受講できたり、就職保証が付いていたりします。
私がウェブマーケティングのフリーランスになるまでの流れ
2019年1月:ブログを開始
退職する頃はブログ収益が月2万円くらいだったと思います。
2019年7月:退職
円満だったので、退職後も案件を振ってもらえ、今でも関係が続いています。
2019年8月:常駐型の案件をスタート
週2日で20万円で、広告運用の案件をはじめました。
正直、元の会社では制作とオーガニックのSNS運用がほとんどだったので、未知の分野でしたが、なんとかジョインすることができました。
ある程度ポテンシャルを考慮してくれるのも、常駐型の良いところだと思われます。
2020年2月:今もフリーランス
リモートワークの割合が増えてきたので、海外旅行しながら働く「ノマドワーク」にも挑戦しています。
まとめ
いかがだったでしょうか?
もちろん、フリーランスになるための経路は千差万別で、決まったルートはありません。
しかし、ウェブマーケ系フリーランスの情報って少ないな・・・と個人的に思っていたので、ひとつのマイルストーン的に、参考にしていただければと思います。
最後までありがとうございました。
エンジニアと比べてフリーランスになるための情報が少なくて困った