市民ランナーにおなじみの大会エントリーサイト「RUNNET」ですが、出走権を譲りエントリー料を取り戻せる「ゆずれ~る」というサービスが使えることをご存知でしょうか。
存在は知っていても、使ったことのない方は多いと思います。
というわけで、今回は私がエントリー権をゆずれ~るで譲渡するまでの流れをまとめました。ご参考になれば幸いです。
ゆずれ~るの利用に至る経緯
「大紀町シーサイドトレイル」という大会にエントリーしたのですが、エントリー後に、大会スタート地点への送迎バスがなく自家用車やタクシーで行くしかないことが判明しました。
私が車を運転できず、タクシーの費用が万円単位で必要になるかもしれないことから、「キャンセルしたいな」という思いになり、
たまたま「大紀町シーサイドトレイル」がゆずれ~る対象大会だったため、利用することにしました。
ゆずれ~るの申請方法
手順①:TOPページの「MYページ」にオンマウスし、「エントリー履歴」を選択します。
手順②:申込状況のところに「ゆずれ~るお譲り申請」というボタンが出ていれば、その大会はゆずれ~るを使用できます。
「ゆずれ~るお譲り申請」というボタンを押し確定させれば、申請は完了です。その後、「【RUNNET】お譲り申請を受け付けました」という件名のメールが届きます。
私の場合は、2019年1月2日に申請しました。
ゆずれ~る成立後の流れ
申請後はただ待つのみです。
そして15日後の1月17日、メールで「【RUNNET】お譲り申請が成立しました」という通知メールがあり、申請が無事成立しました。
先ほどのエントリー履歴の画面では、こちらのように表示されます。
私の場合は成立しましたが、もちろん不成立の場合もあります。不成立の場合は、レースに強行出場、もしくはエントリー料を払いながら欠場という地獄の2択が待っています。
私の場合はなかなか成立せず、大会日の2月2日が迫っていたことから、あくまで出場するつもりで諸々の準備をしていました。
手数料や返金方法は?
手数料は「参加料の10%」を取られます。
私の場合は、「大紀町シーサイドトレイル」の参加料が7,000円だったため、返金額から手数料756円が差し引かれました。
出走権を譲ってもらう側は手数料負担はありません。
返金方法が要注意で、「返金」といってもお金で戻ってくるわけではなく、RUNNETのポイントとして戻ってきます。
そのため、今後RUNNETを利用するつもりがない人は、ゆずれ~るの利用は意味がないでしょう。
また、ポイントには有効期限があり、「発行年を入れて3年間(3年目の12月31日まで)」です。2019年1月に申請成立した私の場合、有効期限は2021年12月31日までとなります。
ゆずれ~るを使ってみた感想
手数料がかかったり、返金方法もポイント付与だったり、利用方法でやや煩雑だったりと、何かとフラストレーションはありますが、
とにかく「エントリー料が戻ってくる」というシステムはとても助かります。利用する価値はあると思います。
ただ、よく考えると、なんでマラソン大会はホテル予約のようにキャンセルができないのか…という素朴な疑問が浮かんできます。消費者保護の観点でどうなんだろうという。キャンセル可能になる将来を願いつつ、みなさんもぜひ「ゆずれ~る」を使ってみてくださいね。