孤高の天才・田中希実(陸上)まとめ。身長/私服/シューズ/母親/父親/アイヌ

知れば知るほど不思議な存在!

今回は、東京オリンピック陸上1500m, 5000m代表の田中希実選手を徹底調査。

出身小学校〜大学、父親、母親、妹のこと、愛用するシューズ、私服などをまとめました。

走りはもちろん、家族や私生活もただ者ではありません…!

プロフィール
名前:田中希実・たなかのぞみ
所属:豊田自動織機TC
生年月日:1999年9月4日(21歳)
出身地:兵庫県小野市大島町
自己ベスト
800m 2分03秒19 (日本歴代9位)
1500m 4分04秒08(日本記録)
3000m 8分40秒84 (日本記録)
5000m 15分00秒01 (日本歴代4位)
10000m 31分59秒89

田中希実の身長

身長は153cmです。体重は41kgです。

田中希実の経歴

出身は緑豊かな兵庫県小野市。

1500mの前日本記録保持者・小林祐梨子も小野市の出身です。

田中選手の父も母も陸上選手であり、筋金入りの陸上一家に生まれます。

小学校

小野市立市場(いちば)小学校の出身です。

当時から長距離に適性があり、徒競走よりもマラソン大会が得意だったそうです。

中学校

中学校は小野南中学校の出身です。

この頃から走りの実力は世代トップクラス!

2年時から都道府県対抗駅伝の8区を走り、2年連続区間賞を獲得。

中3では全日本中学陸上で優勝を果たし、日本一になっています。

当時から地元のスターで、一日警察署長も努めました。

絵を描くのも上手で、表彰される程でした。多才ですね。

高校

高校は駅伝の名門・西脇工業高校の出身です。

最初は地元の進学校・小野高へ進学予定でしたが、

中3の年末に西脇工高の顧問からアプローチを受け、練習を見学しにいったことを機に進路を変更。

強いライバルと競い合える西脇工業を選びました。

インタビューでは「負けず嫌いだからこそ、それまで集団行動ができなかった。『高校の3年間、やってみようかな』と思ったんです」と語っています。

西脇工業でも1年時に国体1500m優勝。3年時には国体3000m優勝と、輝かしい成績を残しました。インターハイでも3年連続入賞しています。

東京オリンピックの5000m, 10000m代表の廣中璃梨佳(現日本郵政)は1学年下で、高校時代から競い合う存在でした。

大学

大学は同志社大学スポーツ健康科学部に進みました。

大学で競技に打ち込むのかと思いきや……

大学では陸上部には所属せず、ND28AC(アスレチッククラブ)というクラブチームで競技を続けるという、独自ルートを選びました。

やはり大学や実業団では、人気が高く宣伝効果の高い「駅伝」での活躍が求められます。

それを嫌い、田中選手はトラックに打ち込めるクラブチームを選んだのです。

「このような形を採ったのはトラック競技を自由に転戦したかったからです。父親は元3000m障害の選手、母親は北海道マラソンで二度優勝したアスリートですが、共に自主練習で能力を高めるという独自の道を歩んできました。この気質を私も受け継いでいるように感じています」

同志社大HPより

学部はスポーツ健康科学部ですが、子どものころから興味を持つ文学の授業も受けているのだとか。

クラブチーム

高校卒業後に所属したND28アスレチッククラブは、西脇工で同学年だった後藤夢選手と2人で立ち上げたクラブチームです。

Nは「Nozomi(希実)」、Dは「Dream(夢)」、28は兵庫県の都道府県ナンバーを意味しています。

しかし、ND28ACは自分のイメージと違ったようで、1年足らずで環境を変え、自身の父・健智さんにコーチを依頼することになりました。

コーチは父ですが、豊田自動織機からのサポートも受けています。所属は豊田自動織機TC(トラッククラブ)となっています。

その後は

2020年7月に3000mで日本新
2020年8月に1500mで日本新
2021年7月に3000mで自身の日本新を更新

と実力を覚醒させました。

田中希実の家族

田中選手の両親はメディアによく出ていて、たくさんの情報が出てきます。

20年1月、成人式で写真に納まる右から田中希実、母千洋さん、妹希空さん、父健智さん

母親:田中千洋さん

母は田中千洋さん(旧姓・小倉)という陸上選手です。※引退したかは不明

北海道マラソンで2度優勝しており、 1997年の初優勝のタイムは2時間33分30秒でした。名古屋国際女子マラソンでも4位になっています。

実業団選手ではなく、通常勤務のOLでした。

練習は出勤前と勤務後。帰宅時間は9時を過ぎ、それから晩御飯を自炊する毎日でした。

田中希実選手が子ども頃も、よく岐阜の御嶽山で合宿しており、その間、希実選手は5歳下の妹希空(のあ)さんと遊んだいたのだとか。

父親:田中健智さん

健智(かつとし)さんは、三木東高で陸上を始め、卒業後は川崎重工に在籍。

実業団の川崎重工で25歳まで中長距離の陸上選手として活躍しました。3000メートル障害で全日本実業団選手権では入賞経験もあります。

25歳で引退後は小野市に戻り、ランニングイベントの事業を行いつつ、妻千洋さんのマラソンをサポートしました。

現在はATHTRACK株式会社・代表取締役です。

希実選手に対しては「お前向いてねえよ!」「弱くなったな」など、超厳しい言葉をかけることで知られています。出典

妹:田中希空

5歳下の妹・希空(のあ)選手は、西脇工業高校 陸上部に所属しています。

2021年4月の東京陸協中距離チャレンジでは、800mで2分21秒40のタイムをマークしています。

姉の800mのベスト2分03秒19にはまだまだ及びませんが、西脇工で力をつけて、都大路を走る姿を見せてほしいですね。

田中希実のSNSアカウント

田中選手はTwitterやInstagramのアカウントを持っていません。

所属チームの豊田自動織機TCのTwitterが、田中選手のリアルタイム情報を発信してくれています。

田中希実の私服

田中選手の自宅でインタビューを受ける番組では、服装はニューバランスのパーカーでした。

プライベートで訪れたと見られる、スポーツ用品店のFacebookアカウントに投稿された写真でも、同じパーカーを着ていました。ヘビロテしているみたいですね。

私服ではありませんが、日本陸連の表彰式ではドレスアップした服装を見せており、女優さんかと思うほどの美しさです。

【日本陸連アスレティックス・アワード2019】新人賞

田中希実の趣味

児童文学

自宅を取材する番組では、田中選手の本棚が映し出されていました。

児童文学が幼いときから大好きで、大人になっておも変わらず好きなんだそうです。

お気に入りは『大きな森の小さな家』シリーズと『だれも知らない小さな国』シリーズ。無類のコビト好きみたいです。

雑貨集め

もう一つの趣味が雑貨集め。

児童文学のようなファンタジー感あふれる雑貨が好きみたいです。

児童文学の巨匠アンデルセンが生きたデンマークに憧れがあり、

世界クロカンのデンマーク大会がかかった選考会では、デンマークに行きたいという強い思いで優勝を勝ち取りました。

俳優の黒田勇樹にそっくり?

田中希実選手は、顔が俳優の黒田勇樹さんに似ているとネット上では言われています。

アイヌ?

太眉でしっかりとした顔立ちのためか、アイヌ民族にルーツを持つのではと噂されていますが、実際はどうであるかはわかりません。

両親ともに兵庫県小野市で育ったようなので、アイヌ民族と強いつながりがあるとは考えにくいです。

田中希実のシューズ

田中希実選手はニューバランスがスポンサーに付いており、ニューバランスのシューズとウェアを常に着用しています。

シューズ:FuelCell 5280

2020年7月に3000mで日本新を樹立した際、履いていたシューズはFuelCell 5280でした。

FuelCell 5280はハーフマラソンなどのロードレース用に開発されたシューズですが、トラックにも対応しています。※トラックの厚底規制もクリアしています

スパイク

日本選手権2021の1500mで優勝した際は、FuelCell LD-X DEVというスパイクを履いていました。

こちら、日本未発売のモデルのようです。

まとめ:オリンピック日程

田中選手が走る陸上女子1500m, 5000mのレース日程は、

8月2日:女子1500m予選
8月3日:女子5000m決勝
8月4日:女子1500m準決勝
8月6日:女子1500m決勝

となっています。

なんと、1500mでのオリンピック出場は日本勢初!

田中選手の持ちタイムなら、メダルは難しくても、決勝進出や入賞の可能性はゼロではありません。

歴史を変えるレースを期待しましょう!

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