4月28日、4万人超が走る世界的マラソンレース「ロンドンマラソン2019」が開催されます。
日本人選手にとっては、MGCの選考対象レースが4月30日までであることから、同日開催のハンブルクマラソンと並んでこの大会がMGC出場へのラストチャンスとなります。
ロンドンマラソン2019のスタート時間、テレビ・ライブ配信、日本人選手、さらにはキプチョゲやファラーなど優勝候補の注目選手を調べてみました。
スタート時間は?
4月28日(日)
17:05 – 車いすエリートの部
17:10 – 世界パラアスレティクスマラソンチャンピオンシップ
17:25 – 女子エリートの部
18:10 – 男子エリートの部、一般の部など
※いずれも日本時間
出典)大会HP
https://www.virginmoneylondonmarathon.com/en-gb/event-info/runner-info/
テレビ・ライブ配信はある?
日本でのテレビ放送は予定されていません。
日本からは、BBCのウェブサイトよりライブ放送を視聴できると見られます。
https://www.bbc.com/sport/live/get-inspired/47830081
※最新情報は随時アップデートします。
日本人の出場選手は?
日本人では以下の男女3人が出場予定です。
一山麻緒
所属: ワコール
出身校:出水中央高校
生年月日:1997年5月29日(21歳)
出身地:鹿児島県
マラソンPB:2時間24分33秒(2019/東京マラソン)
MGC出場資格獲得タイム :2時間31分27秒
今年3月の東京マラソンでは初マラソンながら日本人1位!
しかし、MGC出場権へはわずか33秒届きませんでした。
東京マラソン後には「30キロから足にきた」と、マラソンの厳しさを痛感した様子。次のロンドンではきっとリベンジを果たしてくれるはずです。
クイーンズ駅伝2016での1区区間新など、駅伝では安定した成績を残しています。
実力を考えると、MGC出場権獲得の確率はかなり高いと思います。
鈴木洋平
所属:愛三工業
出身校:早稲田大学
生年月日:1994年5月23日
出身地:愛媛県新居浜市
マラソンPB:2時間12分18秒
Twitterアカウント
MGC出場資格獲得タイム:2時間09分42秒
大迫傑が日本記録を出したシカゴマラソン2018で、鈴木は日本人3位に入りました。
早稲田大学の先輩である大迫を目指しているとのこと。
ニューイヤー駅伝2019は3区28位、2018年は4区6位でした。
MGC資格獲得タイムはとても高いハードルですが、ぜひ突破してほしいです!
安藤友香
所属:ワコール
生年月日:1994年3月16日(25歳)
出身地:岐阜県海津市
身長:160cm
体重:42kg
マラソンPB:2時間21分36秒
すでにMGC出場資格は獲得済みの選手です。
初マラソンだった名古屋ウィメンズマラソン2017で2時間21分36秒と衝撃のデビュー。
世界陸上ロンドン大会ではマラソン日本代表にも選ばれました。
今大会では初マラソンの自己ベスト更新、そして入賞を目指してほしいです!
優勝候補・注目選手は?
注目されるのは、やはり前年に続いての「キプチョゲ vs. ファラー」というレジェンド同士の対決でしょう。
エリウド・キプチョゲ
国籍:ケニア
生年月日:1984年11月5日(34歳)
身長:170cm
体重:57kg
マラソンPB:2時間01分39秒 (Berlin 2018)
誰もが認める史上最速のマラソン選手。
世界記録を達成したベルリンマラソン以来のフルマラソン参戦となります。
ロンドンマラソンは2015、2016、2018年に優勝しており、今大会ではなんと4度目の優勝を狙います。
前年はナイキの「ヴェイパーフライ エリート フライプリント」という3Dプリントで製造したシューズを履いていたことでも注目を集めました。
もし負けたら大ニュース、というくらい圧倒的な優勝候補です。
モハメド・ファラー
国籍:イギリス
所属:ナイキ・オレゴン・プロジェクト
生年月日:1983年3月23日(36歳)
生誕地:ソマリア モガディッシュ
身長:175cm
体重:65kg
マラソンPB:2時間05分11秒(2018年)
「モーファラー」と呼ばれるイギリスの英雄。
トラックでは無敵を誇り、5000mと10000mではオリンピックで4個、世界陸上では6個の金メダルを獲得しました。
世界陸上ロンドン大会の後は引退も噂されましたが、マラソン挑戦を表明。
前年のロンドンマラソンでは、初マラソンながら2時間06分21秒の3位に入りました。
36歳になりましたが、まだ優勝争いに絡んでくるでしょう。
ちなみに、ファラーモデルのナイキ ペガサス ターボが発売されるようです。日本での発売は不明です。
女子では、前回王者のビビアン・チェルイヨット(ケニア)、そして2017年王者で世界歴代2位の記録を持つメアリー・ケイタニー(ケニア)が優勝候補です。
見どころは?
日本人選手では、やはり女子マラソン界期待の一山がMGCを掴めるか、そしてどこまで世界と戦えるのか注目です。
そして優勝争いは、男子のキプチョゲとファラーというふたりのレジェンドの戦いは必見です。
さすがにコース的に世界記録更新はないと思いますが…怪物キプチョゲなら分かりません。
4月28日はハンブルクマラソンもあり、マラソンファンには楽しみな一日となりそうですね。
参考:ロンドンマラソン公式サイト
https://www.virginmoneylondonmarathon.com/en-gb/