女性通訳から「チンパンジー」呼ばわりされたのはこの4人【別府大分毎日マラソン】

2月3日の別府大分毎日マラソンにて、有償ボランティアの50代女性通訳が、アフリカの海外招待選手について個人ブログで「チンパンジーや古代の原始人とコミュニケーションしている感覚でした」などとつづり、差別的だと批判が集まりました。

その女性については、実名やブログ名は公表されず、ネット上でも今のところ個人の特定はされていない模様です。

一方で、差別を受けた選手は「アフリカの海外招待選手」と公表されており、4人に絞られます。ここでは、その4選手のプロフィールについてご紹介していきます。

さらに、もしかしたらこの人が失言をした通訳?と思われる人物も発見しましたので、ぜひご一読ください。

アフリカ出身の海外招待選手4人

ヒシャム・ラクーアヒ(Hicham Laqouahi)

年齢:29
生年月日:1989.6.13
身長/体重:165/51
所属(国籍) :モロッコ(MAR)
自己最高記録:2.08.27

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今大会、自己ベストに近いタイムで見事優勝しました。

北アフリカのモロッコ出身です。

今回の優勝インタビューでは、アラビア語を話し、二重通訳が入っていました。

もしかして、このイスラム教の装いをして女性が、問題になっている50代女性の通訳なんでしょうか?

もう少し若いようにも見えますね。

優勝インタビューの動画はこちらから視聴できます。(41:16~)

アブデラ・ゴダナ(Abdela Godana)

年齢:26
生年月日:1992.9.11
身長/体重:173/55
所属(国籍) :エチオピア(ETH)
自己最高記録:2.08.32

今大会の準優勝選手です。

昨年の長野マラソンで優勝するなど、日本のレースで結果を残しています。

ちなみに、都市部のエチオピア人はある程度の英語を操れるようですが、ゴダナ選手の英語力につていは詳細はわかりませんでした。

イフニリグン・アダネ(Yihunilign Adane)

年齢 22
生年月日 1996.2.29
身長/体重 165/52
所属(国籍) エチオピア(ETH)
自己最高記録 2.09.48

今大会は3位でした。

エチオピア代表として10000mで世界ジュニア選手権に出場し、6位に入るなど、将来有望な選手です。

ゴダナ選手と同じエチオピア出身です。


デスモンド・モクゴブ(Desmond Mokgobu)

年齢:30
生年月日:1988.11.23
身長/体重:165/51
所属(国籍) :南アフリカ(RSA)
自己最高記録:2.09.31

2017年のロンドン世界陸上のマラソンに出場し、21位でした。

昨年の別府大分毎日マラソンで自己記録を出しています。

南アフリカの公用語は英語なので、比較的流暢に英語をしゃべると想像されます。

問題発言の通訳は、日本人とは限らない?

女性のブログには「最初はシャイだったチンパンジー達も、だんだんと心を開いてくれました」「かわいいチンパンジー達」と書かれていたと報じられていますが、「シャイなチンパンジー」など、どこか日本人があまり使わない言い回しに聞こえませんか?

さらに、日本と英語の通訳とは一言も明言されていません。

そのため、優勝インタビューをしていたイスラム風の女性が、例の女性通訳だった可能性もゼロではないでしょう。

決定的な証拠はないため、あくまで憶測としてご理解いただければと思います。

参考:別府大分毎日マラソン大会実行委員「 海外選手担当ボランティアの不適切記述について ご報告とお詫び」