9月27日より、2年に1度の「世界陸上」がカタールの首都・ドーハで開催されます!
今回はドーハ世界陸上(長距離種目)の日本代表選手や注目選手、テレビやライブ配信についてもご紹介します。
目次
ドーハ世界陸上(長距離)のタイムテーブル
長距離種目のタイムテーブルは次の通りです。
※いずれも日本時間です。
日 | 時間 | 種目 | ラウンド | |
---|---|---|---|---|
9/28 | 1:00 AM | (27日深夜) | 女子3000m障害物 | 予選 |
9/28 | 1:55 AM | (27日深夜) | 男子5000m | 予選 |
9/28 | 5:59 AM | 女子マラソン | 決勝 | |
9/29 | 3:10 AM | (28日深夜) | 女子10000m | 決勝 |
10/1 | 3:20 AM | (28日深夜) | 男子5000m | 決勝 |
10/1 | 3:50 AM | (28日深夜) | 女子3000m障害物 | 決勝 |
10/2 | 12:15 AM | (1日深夜) | 男子3000m障害物 | 予選 |
10/2 | 11:35 PM | 女子1500m | 予選 | |
10/3 | 12:25 AM | (2日深夜) | 女子5000m | 予選 |
10/4 | 4:00 AM | 男子1500m | 予選 | |
10/4 | 5:00 AM | 女子1500m | 準決勝 | |
10/5 | 2:10 AM | (4日深夜) | 男子1500m | 準決勝 |
10/5 | 3:45 AM | (4日深夜) | 男子3000m障害物 | 決勝 |
10/6 | 2:55 AM | (5日深夜) | 女子1500m | 決勝 |
10/6 | 3:25 AM | (5日深夜) | 女子5000m | 決勝 |
10/6 | 5:59 AM | 男子マラソン | 決勝 | |
10/7 | 1:40 AM | (6日深夜) | 男子1500m | 決勝 |
10/7 | 2:00 AM | (6日深夜) | 男子10000m | 決勝 |
ドーハ世界陸上のテレビ放送・ライブ配信
テレビ放送
TBS系列で独占生中継され、BS-TBSでもハイライトが放送されます。
詳しい放送時間はこちら。
https://www.tbs.co.jp/seriku/onair/
ライブ配信
TBS公式Twitterによると、Paravi(パラビ)という動画配信サービスでライブ配信されます。
月額925円かかりますが、30日間の無料体験を使うこともできます。
【#世界陸上 まであと36日】
— 世界陸上ドーハ 9月27日開幕 TBSテレビ陸上 (@athleteboo) August 22, 2019
史上、最も熱い戦い。
世界陸上ドーハまであと36日
世界陸上は地上波TBS系列で生中継
さらに #BSTBS でも連日ハイライトを
動画配信サービス #paravi でもライブ配信しますよhttps://t.co/Lqf1adEC2E
【#TBS 系列生中継】
ドーハ世界陸上(長距離)の日本代表・出場選手
現時点で決定している、長距離種目の日本代表は次の通りです。
男子
マラソン:
二岡康平(中電工)
川内優輝(あいおいニッセイ同和損害保険)
山岸宏貴(GMOアスリーツ)
※補欠・河合代二(トーエネック)
女子
マラソン:
谷本観月(天満屋)
池満綾乃(鹿児島銀行)
中野円花(ノーリツ)
※補欠・阿部有香里(しまむら)
10000m:
新谷仁美(NIKE TOKYO TC)
山ノ内みなみ(京セラ)
5000m:
鍋島莉奈(日本郵政グループ)【欠場】
木村友香(資生堂)
田中希実(豊田織機TC)
出典:JAAF公式サイト
ドーハ世界陸上(長距離)の注目選手
【マラソン】二岡康平
所属:中電工
1994/02/05 生
175cm・60kg
鳥取中央育英高校(鳥取)→駒澤大学→中電工
世界選手権出場回数:初出場
自己ベスト :2 時間 09 分 15 秒(2019/02/03 別府大分毎日マラソン)
二岡にとっては初の世界大会。本人は「8位入賞を目指す」と語っています。
しかし、今シーズンはトラックへの出場実績がなく、仙台国際ハーフマラソンでDNFという記録が残っているのみです。体調や調子に不安を残しています。
【マラソン】川内優輝
所属:あいおいニッセイ同和損害保険
1987/03/05 生
175cm・62kg
春日部東高校(埼玉)→学習院大学→埼玉陸協→埼玉県庁→あいおいニッセイ同和損害保険
世界選手権出場回数:2 大会連続 4 回目(2019/2017/2013/2011)
自己ベスト :2 時間 08 分 14 秒(2013/03/17 ソウル国際マラソン)
ボストンマラソン2018では31年ぶりの日本人優勝を成し遂げました。2019年度からプロランナーに転校しましたが、ボストンマラソン2019では17位に沈むなど、目立った結果は残せていません。
32歳となりピークは過ぎつつありますが、持ち前の粘り強さと意外性で上位進出を狙って欲しいです。
【マラソン】山岸宏貴
所属:GMOアスリーツ
1991/09/06 生
170cm・54kg
高田北城高校(新潟)→上武大学→日立物流→GMOアスリーツ
世界選手権出場回数:初出場
自己ベスト :2 時間 10 分 14 秒(2018/02/25 東京マラソン)
GMOアスリーツで一色恭志や橋本崚など勢いのある若手と切磋琢磨しながら力を伸ばしています。伸び悩む時期が続きましたが、2018年にマラソンの自己ベストを更新し、ブレークの兆しを見せています。
本人は「粘りのある走りで8位入賞を目指す」とコメントしています。
【マラソン】谷本観月
所属:天満屋
1994/12/18 生
153cm・42kg
広島修道大学ひろしま協創高等学校(広島)→天満屋
世界選手権出場回数:初出場
自己ベスト :2 時間 25 分 28 秒(2019/03/10 名古屋ウィメンズマラソン)
実は世陸に出場する谷本、池満、中野は今年7月の「函館ハーフマラソン」で直接対決しています。そのときに、3人の中ではトップだったのが谷本です(5位)。
北海道マラソン2018でペースメーカーよりも前に出て独走し、注目を集めました。
【マラソン】池満綾乃
所属:鹿児島銀行
1991/04/18 生
162cm・50kg
鹿児島情報高校(鹿児島)→鹿児島銀行
世界選手権出場回数:初出場
自己ベスト :2 時間 26 分 07 秒(2019/03/10 名古屋ウィメンズマラソン)
高校時代は全国大会への出場も叶いませんでしたが、実業団に入ってから着実に力を付けていった選手です。「雑草魂」という言葉が似合いそうです。
美人なのですが、だいたいの写真で眉間にシワが寄っており、怒っているように見えます。
【マラソン】中野円花
所属:ノーリツ
1991/08/14 生
156cm・42kg
大阪薫英女学院高校(大阪)→ノーリツ
世界選手権出場回数:初出場
自己ベスト :2 時間 27 分 39 秒(2019/01/27 大阪国際女子マラソン)
故障で鳴かず飛ばずの時期も経験しましたが、ゆっくりと力を付けていった選手です。今回の世界陸上で、一気に飛躍を果たして欲しいです。
【10000m】新谷仁美
所属:NIKE TOKYO TC
生年月日:1988年2月26日(31歳)
出身地:岡山県総社市
身長:166㎝
体重:44㎏
5000m:15分10秒20(2012年)
2013年の世界陸上モスクワの10000mでは入賞しました。しかし、その後間も無く競技を休止し、5年間のブランクへと入りました。そして2018年に復帰し、今年、世界陸上に帰ってきます。
今年5月の日本選手権10000mでは集団を引っ張る積極的なレースを見せましたが、最後は鍋島に敗れて3位。ペースメーカーに使われてしまった形で、悔しい展開だったと思います。
【10000m】山ノ内みなみ
所属 京セラ
生年月日 1992年12月21日
出身地 福島県
出身校 郡山萌世高校
身長 171cm
自己記録
5000m:15分21秒31 2018年
10000m:31分16秒48 2018年
生年月日 1992年12月21日
出身地 福島県
出身校 郡山萌世高校
身長 171cm
自己記録
5000m:15分21秒31 2018年
10000m:31分16秒48 2018年
今年2月のクロカン日本選手権では、田中希実に競り負けたものの準優勝。5月のゴールデングランプリinのべおかでも、5000mで女王・木村友香に食らいつき2位に入りました。
優勝は少ないものの、いぶし銀の走りで安定して上位に食い込んでくる選手です。
【5000m】鍋島莉奈【欠場】
所属:日本郵政グループ
1993/12/16
160cm・46kg
参加資格記録:31:28.81(10000m)
過去出場年:2017
2018-19シーズンは5000mと10000mのベストを更新するなど好調でした。
さらに、今年の日本選手権10000mでは見事優勝。鈴木亜由子、新谷仁美を後ろから静かにマークし、ラストスパートで差し切る戦略的なレース展開でした。
【5000m】木村友香
所属:資生堂
1994/11/12
154cm・43kg
参加資格記録:15.19.99(5000m)
過去出場年:初出場
今シーズンは絶好調で、次のような記録を出しました。
4月 織田記念 5000m:15分20秒26
5月 GGN 5000m:15分19秒99
5月 東日本実業団選手権 1500m:4分17秒39
6月 日本選手権5000m:優勝 15分22秒53
しかも特筆すべきは、全て1位ということ。勝負強さも光っています。
今年度から資生堂に加入し、美人になったという声もあります。
【5000m】田中希実
所属:豊田自動織機TC
大学:同志社大学スポーツ健康科学部
生年月日:1999年9月4日(20歳)
出身地:兵庫県小野市育ケ丘町
5000m:15分15秒80
日本選手権2018の5000mでは健闘しましたが惜しくも2位。今大会でのリベンジに期待です。
まだ20歳ですが、今年2月の日本クロカンでは優勝するなど、すでにトップレベルの実力を持っています。
豊田自動織機TCというのは、田中個人をサポートするために設立されたチームのようです。
まとめ
正直、マラソンの有力選手はMGCを優先しており、世界陸上のマラソン日本代表はやや知名度の低いランナーばかりです…。
ただ、トラックの女子では木村友香ら日本トップの選手が出場するため、世界との対決がとても楽しみです。
9月15日のMGCの次は世界陸上と、9月は陸上ファンにとっては見逃せない大会が続きます。今から楽しみですね。
ドーハ世界陸上(長距離)の結果
予選も含めた全レースの結果はTBS公式サイトをご覧ください。
https://www.tbs.co.jp/seriku/result/
男子1500m 決勝
男子5000m 決勝
順位 | 選手名 | 国名 | 記録 |
---|---|---|---|
1 | M.エドリス | ETH | 12:58.9 |
2 | S.バレガ | ETH | 12:59.7 |
3 | M.アーメド | CAN | 13:01.1 |
4 | T.H.ベケレ | ETH | 13:02.3 |
5 | J.インゲブリクセン | NOR | 13:02.9 |
6 | J.クロップ | KEN | 13:03.1 |
7 | P.チェリモ | USA | 13:04.6 |
8 | N.キメリ | KEN | 13:05.3 |
9 | B.バレウ | BRN | 13:14.7 |
10 | J.ナイト | CAN | 13:26.6 |
11 | H.ミード | USA | 13:27.0 |
12 | S.マクスウェイン | AUS | 13:30.4 |
13 | H.インゲブリクセン | NOR | 13:36.3 |
14 | I.キメリ | BEL | 13:44.3 |
F.インゲブリクセン | NOR | DNF |
男子10000m 決勝
男子3000m障害 決勝
男子マラソン
女子1500m 決勝
女子5000m 決勝
女子10000m 決勝
順位 | 選手名 | 国名 | 記録 |
---|---|---|---|
1 | S.ハッサン | NED | 30:17.6 |
2 | L.ギデイ | ETH | 30:21.2 |
3 | A.J.ティロップ | KEN | 30:25.2 |
4 | R.ワンジル モニカ | KEN | 30:35.7 |
5 | H.オビリ | KEN | 30:35.8 |
6 | S.テフェリ | ETH | 30:44.2 |
7 | S.クルミンス | NED | 31:05.4 |
8 | M.ホール | USA | 31:05.7 |
9 | M.ハドル | USA | 31:07.2 |
10 | E.シッソン | USA | 31:12.6 |
11 | 新谷 仁美 | JPN | 31:13.0 |
12 | C.ブスコンブ | NZL | 31:13.2 |
13 | E.パシュリー | AUS | 31:18.9 |
14 | S.ディバー | AUS | 31:25.5 |
15 | S.トウェル | GBR | 31:44.8 |
16 | S.ケサン | UGA | 32:15.2 |
17 | N.ウォダク | CAN | 32:31.2 |
18 | R.チェベト | UGA | 32:41.9 |
19 | 山ノ内 みなみ | JPN | 32:53.5 |
20 | J.チェクウェル | UGA | 33:28.2 |
N.グデタ | ETH | DNF | |
A.レー | GER | DNF |
女子3000m障害 決勝
順位 | 選手名 | 国名 | 記録 |
---|---|---|---|
1 | B.チェプコエチ | KEN | 08:57.8 |
2 | E.コバーン | USA | 09:02.4 |
3 | G.クラウス | GER | 09:03.3 |
4 | W.ヤビ | BRN | 09:05.7 |
5 | P.チェムタイ | UGA | 09:11.1 |
6 | C.フレリクス | USA | 09:11.3 |
7 | A.モラー | DEN | 09:13.5 |
8 | H.キエング | KEN | 09:13.5 |
9 | L.ゲガ | ALB | 09:19.9 |
10 | G.グレグソン | AUS | 09:23.8 |
11 | M.アベベ | ETH | 09:25.7 |
12 | M.ミスマス | SLO | 09:25.8 |
13 | K.グローフダル | NOR | 09:29.4 |
14 | G.ラロンド | CAN | 09:32.9 |
C.チェスポル | KEN | DNF |
女子マラソン
順位 | 選手名 | 国名 | 記録 |
---|---|---|---|
1 | R.チェプンゲティッチ | KEN | 2:32:43 |
2 | R.チェリモ | BRN | 2:33:46 |
3 | H.ジョハネス | NAM | 2:34:15 |
4 | E.キプラガト | KEN | 2:35:36 |
5 | V.マズロナク | BLR | 2:36:21 |
6 | R.グロナー | USA | 2:38:44 |
7 | 谷本 観月 | JPN | 2:39:09 |
8 | キム ジヒョン | PRK | 2:41:24 |
9 | L.テシアー | CAN | 2:42:03 |
10 | チョ ウノク | PRK | 2:42:23 |
11 | 中野 円花 | JPN | 2:42:39 |
12 | D.モコニン | BRN | 2:43:19 |
13 | C.ディモフ | USA | 2:44:35 |
14 | リ グァンオク | PRK | 2:46:16 |
15 | V.ジェプケショ | KEN | 2:46:38 |
16 | M.ガリマニー | ESP | 2:47:45 |
17 | N.イワノワ | BLR | 2:48:41 |
18 | C.フグベルグ | SWE | 2:49:17 |
19 | A-M.ヒリライネン | FIN | 2:51:26 |
20 | M.ジョゴロバ | CZE | 2:52:22 |
21 | R.J.ニヤホラ | ZIM | 2:52:33 |
22 | S.トロフィモワ | ANA | 2:52:46 |
23 | N.ウェルドゥ | ERI | 2:53:45 |
24 | 馬 玉貴 | CHN | 2:55:24 |
25 | K.ガルダブラク | MGL | 2:56:15 |
26 | A.バイニオ | FIN | 2:56:30 |
27 | M.マイランド | CAN | 2:57:40 |
28 | S.ロチャ | POR | 2:58:19 |
29 | G.プリビエティツィオ | GRE | 2:58:43 |
30 | V.ドス サントス シルバ | BRA | 2:59:00 |
31 | M.ソコル | BEL | 2:59:11 |
32 | S.クゼリヒ | BLR | 3:00:38 |
33 | 次仁 措姆 | CHN | 3:01:56 |
34 | M.バヤルツォト | MGL | 3:02:57 |
35 | R.ロジャース | AUS | 3:05:12 |
36 | A.ヘッセル | BRA | 3:06:13 |
37 | J.バックルンド | SWE | 3:08:30 |
38 | K.ブルース | USA | 3:09:37 |
39 | M.アル サイード | PLE | 3:10:30 |
40 | G.トラナ | CRC | 3:19:13 |
H.ファンデンブッシェ | BEL | DNF | |
S.ハブテゲブレル | BRN | DNF | |
S.ゴリッシュ | CAN | DNF | |
李 丹 | CHN | DNF | |
B.ベルジャチ | CRO | DNF | |
M.パルロフ コストロ | CRO | DNF | |
D.ハンズリク | CYP | DNF | |
R.チャチャ | ECU | DNF | |
R.アガ | ETH | DNF | |
S.デミセ | ETH | DNF | |
R.デレジェ | ETH | DNF | |
C.パーデュー | GBR | DNF | |
L.C.サルペーター | ISR | DNF | |
S.ドッセーナ | ITA | DNF | |
G.エピス | ITA | DNF | |
池満 綾乃 | JPN | DNF | |
M.コロビツカイア | KGZ | DNF | |
M.ビタウティネ | LTU | DNF | |
C.ムカンダンガ | RWA | DNF | |
H.K.ウィジャヤラテ | SRI | DNF | |
C.ノルボム | SWE | DNF | |
F.マタンガ | TAN | DNF | |
E.アベイレゲッセ | TUR | DNF | |
F.セリク | TUR | DNF | |
L.T.チェベト | UGA | DNF | |
O.シャファル | UKR | DNF | |
S.カミドワ | UZB | DNF | |
E.ニムボナ | BDI | DNF | |
N.サスティッチ | CRO | DNS | |
T.ジョーンズ | GBR | DNS |